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[日販商品データベースより]
流体力学が関わる現象は自然界および身のまわりに数多く見られる。流体力学は産業界では不可欠な分野であるものの、数式が多く用いられる、若干日常感覚からずれていて理解しにくいなどの理由で敬遠されてしまう分野の一つかもしれない。
流体力学を学び始めるとき、まず質点の力学から連続体の力学への思考法の転換を迫られる。また流体力学は剛体の力学と異なり、物質が常に流れてきて入れ替わるという特徴をもつ。さらに圧力の力学的な意味の二面性や、乱流の本質的な部分の理解も難しいかもしれない。
本書は著者が大学での講義の経験を生かして、上記のようなつまずきやすい点をわかりやすく説明しながら、機械工学系の学部生が学ぶ基礎的な部分をまとめた流体力学の教科書である。
また、最近の大学のグローバル化の流れに伴い、海外からの留学生も講義を聴講している。そこで本書では英語と日本語両方の表記を行い、日本人および海外からの学生が自力で学習できるようにした。
本書が、流体力学についての学生達の理解を助ける一助となり、かつ彼らが将来関わるであろう様々な研究・開発・生産業務において本書の知見を活かして頂ければと願っている。