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[BOOKデータベースより]
なにが、どのように、ぬられたのか。全国に散在する数百点に及ぶ史料を一点一点調査し、写真とともに分析。子どもたちに「自爆精神」を擦りこんだ戦時下の教科書とそれを解体せんとした「墨ぬり」の実態に迫る。巻末には国内における所蔵状況を一覧できる資料等を付す。
序論
[日販商品データベースより]第一章 墨ぬり教科書前史(第一次世界大戦末期のアメリカにおける英語教育;第五期国定教科書の編纂―陸軍要望事項と文部省;敗戦;教科書の削除修正)
第二章 墨ぬり教科書の実態(教科書の改訂に向けて;初等科一年生の場合;初等科二年生の場合;初等科三年生の場合;初等科四年生の場合;初等科五年生の場合;初等科六年生の場合;高等科一年生の場合)
第三章 敗戦直後の中等学校・高等女学校(中等学校・高等女学校における教科書の抹消作業;英語教科書の墨ぬり;戦後民主主義と英語)
おわりに
なにが、
どのように、
ぬられたのか
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「墨ぬり」とはなんだったのか、どのような意味があったのか。
全国に散在する数百点に及ぶ史料を一点一点調査し、写真とともに分析。
子どもたちに「自爆精神」を擦りこんだ戦時下の教科書とそれを解体せんとした「墨ぬり」の実態に迫る。
比較もできる写真を数多く掲載するとともに、巻末には国内における所蔵状況を一覧できる資料等を付す。
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墨ぬり教科書は今日でも二重の意味で「教科書」としての意義がある。戦争に勝つことが教育の主たる目的とされた時代、国家に命を捧げることの意味を子どもたちに吹きこむために、どのようなレトリックが駆使されたのかを教えてくれると同時に、敗戦後、アメリカ軍の監視下に置かれた日本の各種学校において、戦時教育のなにが問題だったのかを教師たちがどのようなかたちで認識していったのかを教えてくれるものでもある。(「序論」より)
国民学校の教科書において、文部省は教材の配列を綿密に調整し、子どもたちが初等科入学から高等科を出るまでのあいだに「自爆精神」を段階的に習得できるようにさまざまな仕掛けをほどこしていた。
(中略)
かつて絶対に正しいとされた教科書の言葉を墨で伏せたところでそういった文言を記憶から完全に抹消することはできない。精神的にも身体的にもみずからのうちに深く刻み込まれたものをそう簡単に忘れることはできない。つまり墨ぬりは、決して忘却できないものを二度と想起してはならないというパラドキシカルな命令にしたがって行なわれたものだった。こうして抹消された精神の荒野に入ってきたのがアメリカ型「デモクラシー」の理念だったのである。(「序論」より)
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●著者紹介
著者紹介
松田 正貴(まつだ まさたか)
1974年生まれ。大阪電気通信大学共通教育機構英語教育研究センター准教授。編著書に高橋新吉『ダダイストの睡眠』(共和国、2017年)、『アメリカの声をひろう──言葉で闘う語り手たち』(共著、ナカニシヤ出版、2022年)、訳書にギャリー・ジェノスコ『フェリックス・ガタリ──危機の世紀を予見した思想家』(共訳、法政大学出版局、2018年)、チャールズ・W・ミルズ『人種契約』(共訳、法政大学出版局、2022年)、そのほか論文に「誰が何を語るのか──カズオ・イシグロ『浮世の画家』」(『文学史を読みかえる・論集3』インパクト出版会、2020年)、「冬の時代の文学機械──R・A、ガタリ、そしてカフカ」(『フェリックス・ガタリと現代世界』ナカニシヤ出版、2022年)など。
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第三章 敗戦直後の中等学校・高等女学校「二 英語教科書の墨ぬり」より
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第二章 墨ぬり教科書の実態「四 初等科四年生 芸能科」より
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