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[BOOKデータベースより]
あの頃の自分はほんとうに輝いていた…そんな人生の“当たり年=ヴィンテージ・イヤー”は誰にでもある。本書を手に取った瞬間から、時代を彩った名曲や映画を手掛かりに、あなたの人生のヴィンテージ・イヤーを探す旅が始まる。
プロローグ 時の過ぎゆくままに As time goes by
[日販商品データベースより]イントロダクション 人生の「当たり年」を振り返る Try to remember(人それぞれにヴィンテージ・イヤーが;都心の一部が「リトル・アメリカ」に;敗戦国日本人のレベルは「十二歳」?;昭和二十年代は日本のジャズ・エイジだった;西洋の諺が教える「音楽は耳の眼」;音風景に視る「われらの時代」)
サウンド・スケープ イエスタデイ・ワンス・モア Yesterday Once More(テネシー・ワルツ 江利チエミとダレスバッグ、そして『鉄道員』;ボタンとリボン 「ジルバ」と「カムカム英語」、そして「アメリカひじき」;ア・ディア・ジョン・レター 三下り半とウォーカーヒル、そして「寂聴法話」;オー・マイ・パパ 「鐘の鳴る丘」と禁じられた遊び、そして「戦災孤児」;霧のロンドン・ブリッジ マザーグースと数寄屋橋、そして「君の名は」 ほか)
エピローグ 帰り来ぬ青春 Hier Encore
本書は、戦後流行した洋楽にうんちくを傾ける音楽談義が主旨ではない。耳と心に残る懐かしのメロディを思い浮かぶままに選び出し、ゆかりの映画や旅の思い出にからめてぼく自身の来し方をふり返るプライベートな昭和史覚書である。
だから、掲載曲の順序は不同、流行年度とも一致しない。むろん、作文の内容も表題曲の歌詞とは必ずしもリンクしないばかりか、話があちこち飛んでクロニクルとしての一貫性に欠けていることもあらかじめご承知おき願いたい。うろ覚えの原語の歌詞は適当にハミングでごまかしながら、ぼくの脳裏に刻み込まれた洋楽の「音風景」にプレーバック。無為に刻まれた年輪のはざまに、思いがけないヴィンテージ・イヤーを見つめ直す試みを【私家版ディスコグラフィ】として認めたメモワールに過ぎない。
ただし、ぼくの本業は旅行関係で音楽はまったくの専門外。ゆえに見当はずれの思い込みや健忘症、語学力不足による歌詞やセリフの誤解も多々あるかと思う。そこは、今は昔の回顧録、一老生の「心にうつりゆく由なしごと」の戯言と聞き流していただきたい。
ありがたいことにインターネットにアクセスすればタイトル曲も楽しめる。聴いてから読むか、読みながら聴くか。Oldies but Goodiesの洋楽オリジナルに耳を傾けながら「われら(ノートル)の時代(エポック)」を共に感じていただければうれしいのだが。(本書より)