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[BOOKデータベースより]
1 2017年‐2021年(宅急便;墨堤;遮光カーテン;漲れる弦;桑畑から ほか)
[日販商品データベースより]2 2022年‐2024年(水仙月;首里城;白兎はしる;見学;桃のスープ ほか)
紺野裕子さんのふるさとはみちのく福島。ふるさとと
クラッシック音楽をこよなく愛する。
原発事故にこころを痛め、また世界の不条理な出来事に
目を向け、祈る。清冽な抒情の音楽が、いつもそこには鳴っている。
── 小池 光(歌人)
【収録歌より】
東北のことば訛りを体臭のごとく恥ぢたりわれ若くして
身づくろふひととき朝の陽は差すやアウンサン・スーチー氏拘束の室
オリジナルのハンカチーフを襟もとにわたしも巻かむ いちのベル鳴る
チェリストの厳格にして薫りたつバロック世界がひらかれてゆく
たてがみは黒々として小澤征爾ブラームス振るになみだ垂れたり
吾が推しのダルビッシュ有 絶頂期をすこし過ぎたる男こそよけれ