- 詩人の心に触れる漢詩の読み方・楽しみ方 新装版
-
時代と作風で深める読解のコツ35
コツがわかる本
- 価格
- 1,925円(本体1,750円+税)
- 発行年月
- 2025年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784780430875
[BOOKデータベースより]
三国六朝時代から唐・宋・明以降まで。自分に正直すぎて人生を誤った天才王勃。権力闘争を避け、詩と酒と琴を三友とした白居易。政治家でもあった王安石の鋭敏な言語感覚 ほか
第1部 漢詩とは(詩は情を詠うもの。感動が無いところに詩は生まれない;漢詩の歴史を知りましょう;漢詩の種類を確認しましょう〜詩形について(古体詩と近体詩);古体詩とはどのような詩かを知りましょう;近体詩・絶句の規則を確認しましょう;近体詩・律詩の規則を確認しましょう;平仄の規則を確認しましょう;句のリズムを理解しましょう;「韻」を理解しましょう;漢詩に使われることばについて理解しましょう)
第2部 各時代の代表的な詩人の生涯とその詩の味わい方(三国六朝時代;唐王朝時代;宋王朝時代;明王朝時代;現代)
★ 時代背景や、詩人たちの生涯を知る
★ 描かれている世界観が理解できる
★ 三国六朝時代から唐・宋・明以降まで
*自分に正直すぎて人生を誤った天才王勃
*権力闘争を避け、詩と酒と琴を三友とした白居易
*政治家でもあった王安石の鋭敏な言語感覚
ほか
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
漢詩漢文を学ぶ機会が少なくなり、
漢詩漢文不要論も一部に声高に叫ばれていますが、
一方で、ひそかに漢詩漢文を愛好する人がいて、
詩を身近に感じ味わっている人が
多くいることを知り、
嬉しくなりました。
唐代では詩人は約三千人、
作品は約五万首、
宋代では詩人は約一万人、
作品は約三〇万首
残っています。
時代が降ればさらに詩人の数も作品の数も増えます。
日本でも近江朝から詩が作られ、
今日に至るまで多くの作品が残っています。
古今東西の漢詩人・漢詩作品は
どれほどあることでしょうか。
名作と言われる詩を読まずにいるのは
もったいないと思います。
何やら閉塞感の漂う昨今、
人が生きた証の詩や古典を読めば、
新たな発見があり、活力も湧くはずです。
詩を読んだり、古典に親しんだりと、
心に余裕を持ち続け、
潤いのある人生を送りたいものです。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 第1部
漢詩とは
* 詩は情を詠うもの
* 漢詩の歴史を知りましょう
* 漢詩の種類を確認しましょう
* 古体詩とはどのような詩かを知りましょう
* 近体詩・絶句の規則を確認しましょう
・・・など
☆ 第2部
各時代の代表的な詩人の生涯とその詩の味わい方
<三国六朝時代>
* 理想の生き方を詠う詩を鑑賞する
* 人生にとって大切なことを詠う詩を鑑賞する
<唐王朝時代>
* 望郷の念を詠う詩を鑑賞する
* 古の感傷に浸る詩を鑑賞する
<宋王朝時代>
* 最も好きな山を愛でる詩を鑑賞する
* 宮中に宿直したときの詩を鑑賞する
<明王朝時代>
* 楽しい散歩を詠う詩を鑑賞する
<現代>
* 教え子を失った悲しみを詠う詩を鑑賞する
・・・など
※ 本書は2021年発行の
『詩人別でわかる 漢詩の読み方・楽しみ方 時代や作風で深める読解のコツ35』
を元に内容を確認し、装丁を変更してあらたに発行しています。
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