- どうする子どものADHD
-
薬を飲ませる前の101の対処法
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2025年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784760156610
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[BOOKデータベースより]
ADHDは病気じゃない。食事の影響は大きいの?タブレットの使用は大丈夫?ジャンクフードは制限する?スピルバーグやエジソンもADHDだった!
第1部 ADHDの神話とその欠陥(ADHDといウ「ブロブ」がアメリカから世界中を転げ回る;ADHDがあまりいいストーリーではない理由;薬で子どもを行儀よくさせるのがあまりいい考えではない理由)
[日販商品データベースより]第2部 ADHDはなぜアメリカから世界中へと蔓延したのか(ADHDが蔓延する理由#1―子どもを子どもらしくさせなくなっている;ADHDが蔓延する理由#2―男の子を男の子らしくさせなくなっている;ADHDが蔓延する理由#3―学校が子どもたちの力を奪っている ほか)
第3部 薬やレッテル貼り、強制なしで子どもの行動と注意力の持続時間を改善する一〇一の方法(お子さんがそわそわするのにまかせる;創造エネルギーを芸術に注ぎ込む;できないことではなく、多様性を重視する ほか)
ADHDの診断が世界的に増加している。その結果、ADHDも含む発達障害と診断される子どもの数が増え、その可能性のある子どものパーセントもどんどん増えている。このようにレッテルを貼られると、当然、その子に対する対応の仕方が「問題児」としての扱いに変わってしまい、学校や家庭でふつうの子として見られなくなる。それでいいのだろうか。本当に問題児として扱うべきなのだろうか。こうした子どもたちをそうした社会的、行動的、学業的失敗と見なされるサイクルから救い出すにはどうしたらいいのか。本書は、それを追究してきた著者による子どもを救う方法を満載する。
ADHDの症状には医学的にも環境的にもさまざまな原因がある。医学的には、脳の実行機能をつかさどる領域の成熟が定型発達の子どもより何年か遅いことが大きな要因となりうるし、環境面では子どもに本来の子どもらしさを学校で発揮させる余地がなくなっているといった理由も考えられる。またそれぞれの子が示す「症状」もひとまとめにできないほど十人十色で、見方によっては個性ともいえるものだ。それをおとなの主観や基準で画一的にレッテル貼りし、安易に薬物療法にゆだねてしまうことは、当の子どもにとって残酷な仕打ちであり、その将来を暗いものにしてしまいかねない。決して薬物治療を否定しているわけではなく、その子にあった対応の仕方をどう考えていくのか、何をどうするのがその子にとっていちばんよいのかを真剣に考えていく本となっている。