[BOOKデータベースより]
モンスターのような姿に変異する病「MCS」。病気をかくして生きてきた小学6年生のハニは、人前で平然と変異する少年・ヨヌと出会い、おしこめていた「モンスター(その子)」と向きあう勇気を手に入れることで、自分の声を取りもどしていく―。「わたしはオ・ハニ。モンスター・チャイルドよ」
[日販商品データベースより]わたしのなかの「モンスター(その子)」、モンスターに変異する少年。
この出会いがわたしを変える!
突然変異腫瘍症候群(ミュータント・キャンサラス・シンドローム:MCS)――。
五〜七歳のあいだに発症し、発作のあと“変異”が起こる病気。全身に毛が生え、体が大きくなり、力が数倍にも強くなることから、「モンスター・チャイルド・シンドローム(MCS)」とも呼ばれている。
小学6年生のハニと、2年生の弟・サンドゥルはMCSだ。ふたりは薬で発作をおさえ、周囲に病気のことを知られそうになるたび、引っ越しと転校を繰り返してきた。今回移り住んだのは、空気のきれいな田舎町。転校初日、ハニは同じくMCSの少年・ヨヌと出会う。ヨヌは病気を隠そうとせず、人前で変異を起こすヨヌに、ハニは戸惑いを覚える。
そして、ふたりは母親とともに、MCSの研究者として知られる名医が、町にひそかに開いたという病院を訪ねる。しかしその医師は、「MCSは病気ではない」と話す。ここは病院ではなく、「MCS自立トレーニングセンター」。変異遺伝子の所有者たちが自立できるように支えるための場所、そしてなにより大切なのは、「子どもたちが自分自身を愛せるようになること」だと。
これまでの医学的な常識をくつがえすような言葉に、ハニの母は反発するが、ハニの心は揺れていた。――「わたしは、わたしがにくい。わたしのなかには怪物がいるから。だから怪物があらわれないように、ぎゅうっとおしこめている」
MCSは本当に病気なのか? ヨヌはなぜ変異を隠さないのか?
ハニとヨヌの距離が少しずつ縮まり、謎があきらかになっていくなか、村の農場が何者かに襲われ、再びMCSの子どもたちに疑いの目が向けられる――。
「子どもが子どもに、子どもが大人にすすめる本」として、韓国で10万部を突破!!
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- インサイド
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2024年01月発売】
- アサギをよぶ声 そして時は来た
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2015年11月発売】
- アサギをよぶ声 新たな旅立ち
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2015年09月発売】
- 少女探偵月原美音
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2014年12月発売】