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[BOOKデータベースより]
ヴァルター・ベンヤミンが一九三六年に発表した「複製技術時代の芸術作品」は、映画研究・メディア研究の基本文献であるだけでなく、現代社会を論じる上での古典的論文であり続けている。しかし、この論文の可能性の中心ともいえるものが、ほとんど忘れられているのではないか。それは、三九年に出た改訂版では大幅に削除されていた映画俳優論である。執筆当時の政治状況やメディア環境にこの論文を置き直し、ベンヤミン自身の「ラジオ俳優」としての実体験もたどりながら、その可能性とは何かを読み解いていく。
第1章 人民戦線に抵抗するベンヤミン(人民戦線、あるいは文化政策の「アウラ」性;社会主義リアリズムと民衆出演の映画;商品としての言説とベンヤミンの戦術)
[日販商品データベースより]第2章 テクストとしての複製芸術論文(実験としての非アウラ的文体;政治的文書としての「複製芸術論文」;「アウラの凋落」と「第二の技術」―第一セクションの読解)
第3章 複製芸術論文における「映画俳優論」の可能性(視覚的無意識と自由な活動領域―第三セクションの読解;映画俳優とスポーツ選手の「テスト」可能性―第二セクションの読解(1);アウラなき映画俳優の身振り―第二セクションの読解(2))
補論 一九三九年版における「映画俳優論」の削除
第4章 ラジオ・パーソナリティとしてのベンヤミン(ワイマール期のドイツラジオ;「青年の時間」の四つのジャンル;「物語」を語るベンヤミン;口語文化とテクノロジー;聴取者参加型劇場としてのラジオ)
ヴァルター・ベンヤミンが一九三六年に発表した「複製技術時代の芸術作品」。その可能性の中心が、三年後の改訂版から大幅に削除されていた。それは、映画観客論でも監督論でもなく、カメラを前にテストされ、演技する「映画俳優」の可能性をめぐるものだった。一九三〇年代の時代状況のただ中に論文を置き直し、読み直す。