光の美術モザイク

岩波新書　新赤版２０７４

岩波書店
益田朋幸　

• 価格: 1,342円（本体1,220円＋税）
• 発行年月: 2025年07月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784004320746

内容情報

[BOOKデータベースより]

石やガラスのかけらを、天井や壁、床に埋めて造られたモザイクは永遠の絵画である。それは季節や時刻の光の具合、見る位置でも、金や青、色の煌めきを様々に変えて表情豊かな美をまとう。歴史を物語る名品、世界遺産ラヴェンナの傑作、聖像破壊運動の受難を凌いだ作品など図版百点超を掲載、その魅力を余すところなく伝える。

１　モザイクを見る
２　永遠の美術―モザイクとは何か
３　歴史をたずねて―古代からキリスト教へ
４　宗教、歴史、美術が交差するところ―ラヴェンナに行こう
５　モザイクをつくる
６　モザイクを壊す
７　聖母マリアの哀しみ
８　近代美術とモザイク

[日販商品データベースより]

古代末期から中世にかけて、ヨーロッパでは、石やガラスのかけらを使ったモザイクが床や壁に作られた。ローマ帝国の版図を実感させる絵から、聖堂を訪れ救済を求める人々を見守ったイエス像まで、「永遠の絵」は今も私たちの心を捉えて離すことはない。本書では、多数のカラー図版とともに、宗教と歴史が交差する美の宇宙に迫る。