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今日は、孫のミシェルの誕生日。おじさんは、誕生日のうちにミシェルのところまでお祝いに行きたいと考えます。けれどもミシェルが住んでいるのは、地球の反対側。はるか遠いミシェルの元まで、いったいおじさん、間に合うの？心配しながらページをめくると、そこには、家の屋根を飛びはねていくおじさんの姿が。「ちかみち、ちかみち。まちのなかは、ちかみちがいっぱい。」おじさんは、ありとあらゆるところを近道して、かるがると走って行きます。そのうち地下水道まで通ったり、空の上にも飛び出して……。お楽しみは、町の中や水の中、空の上を自由自在に駆け抜けていく爽快感！けれどもやっぱり地球の反対側はなかなか遠い……。日が暮れてきたと慌てたところで遭遇したのは？ストーリーの楽しさに加えて、カラフルな色合いと絵のタッチにも楽しさが溢れる一冊。さて、おじさんはミシェルと無事に会うことができたのでしょうか。ミシェルとおじさんの仲の良さにもほっこり。そうそう、犬のワンダホの活躍も忘れずにご注目くださいね。
（絵本ナビ編集部 秋山朋恵）
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