- 北陸大学茶道具コレクション 林屋亀次郎の眼
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目の眼
降矢哲男
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2025年06月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784907211349

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[BOOKデータベースより]
林屋亀次郎の半生が映し出されたかのようなコレクション。墨蹟や一行物などをはじめとして、小間の茶室に取り合わすのに適したわびの茶道具を中心としながらも、信仰が厚く、関係のある地域を大切にし、自身の生い立ちや関係の深い土地の由来のあるものを取り入れており、その土地の好みもよく理解していたことがわかる。そして、普段は柔らかな物腰と表情をしていたといわれている林屋であったが、その心の内に秘めた強い想いや闘志といったことを表しているかのように、破格な造形美をもった桃山茶陶の花入や茶碗を取り揃えている。
書画
[日販商品データベースより]花入
香合
水指
茶入
茶杓
釜
炭斗
灰器
茶碗
建水
火入
菓子鉢
盆
香炉
石川県金沢市にある北陸大学の創設者である林屋亀次郎(1886〓1980)は、茶業経営や百貨店経営などを行い、金沢商工会議所会頭や石川県商工会議所会頭、そして参議院議員を通算三期務めた。また第四次吉田茂内閣において国務大臣を務めるなど、実業家、政治家として知られた人物である。一方で、林屋は自邸であった林鐘庵自慢の「五人扶持の松」と茶の湯をこよなく愛する数寄者でもあった。昭和55年に林屋が逝去した後、その遺言により、自身の邸宅である林鐘庵(現北陸大学教養別館)、そして愛蔵されてきた茶道具などは、北陸大学に寄贈されたが、以来半世紀にわたりそのコレクションはほとんど公開されてこなかった。本書は北陸大学創立50周年を記念し、「黄瀬戸茶碗 銘朝比奈」、千利休愛蔵の「唐津筒茶碗 銘ねのこ餅」など茶の湯研究の上でもたいはん重要な作品をはじめ秘蔵のコレクションの全容を紹介している。本書の監修および解説は京都国立博物館工芸室長の降矢哲男氏。