- 凍れる美学
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定家と和歌についての覚え書き
Pieria Books
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784910635156
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定家と和歌についての覚え書き
Pieria Books
[BOOKデータベースより]
古今に冠絶した稀世の手練れ、藤原定家の「歌作り」を、和歌史という限定されたコンテクストから解き放ち、東西古典詩というより広い世界へと導く―新しい和歌論。艶にもあはれにも聞ゆる、たぐひなき美遊。
第一章 詩歌における創新と模倣・文学作品の再生産―「文学から文学を作るということ」(和歌史における定家の功績とその後の和歌;文学制作の手法としての「本歌取り」とその普遍性 ほか)
第二章 凍れる美学または「点鉄成金」の詩学―定家の唱える本歌取りの原理(「本歌取り」の提唱者としての定家とその意義;詩作の原理としての「本歌取り」・定家以前、源俊頼の否定的態度 ほか)
第三章 人工楽園の華麗な幻花・超絶技巧の饗宴―本歌取りの歌瞥見(定家の歌吟味;俊成卿女の歌・夢幻的で艶なる世界 ほか)
第四章 『新古今和歌集』あるいは地獄の中の人工楽園―現実拒否の詩的宇宙(万葉支持派対新古今支持派;地獄の中に咲いた花・『新古今集』成立の背景 ほか)
第五章 付論・和歌とはどんな言語芸術か―元横文字屋の異見(いかにも「日本的な」詩文学;これまでの和歌の定義 ほか)