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[BOOKデータベースより]
殺陣役者を生業とするひとりの老人が鬱々と暮らしていた。老人が願うは死闘、だがこの世にその思いを叶えられる強敵はいない。手の届かぬ夢に胸を焦がしたまま、老人は病で絶命してしまう。しかし、目を覚ますと彼は陰陽師の子息になっていた。ここは老人が最後に出演した、京に跋扈する魑魅魍魎と陰陽師が戦う映画の世界。自分はその悪役であることを知った老人は、「己のすべてをかけた死闘」を主人公と交えるべく、剣の修羅となる！