- 昭和文学研究 第90集
-
- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784305003904
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[日販商品データベースより]
【特集論文】
特集 一九九〇年代と文学
物語、この厄介な存在 一九七〇年代から一九九〇年代の物語論………中沢忠之( 6 )
九〇年代の文学――女性作家による「挑戦」――………種田和加子(19)
終わらない「昭和」、始まらない「平成」 ―一九九〇年代における天皇(制)の“幻”と文学―………茂木謙之介(34)
終末を生き延びるためのしるし 大江健三郎『宙返り』論………菊間晴子(50)
日本近代文学の余白に――雑誌『批評空間』(一九九一〓二〇〇二)における水村美苗・多和田葉子・阿部和重………松田 樹(65)
異国の共同体で居場所を見つける――須賀敦子の越境性をめぐって………グアリーニ・レティツィア(82)
【自由論文】
もうひとつの回路――吉屋信子『花物語』と〈同情〉………神戸啓多(98)
石原純の歌論の行方――純粋詩と「民族詩」による伝統へのアンビヴァレンス――………野間 颯(114)
谷崎潤一郎「痴人の愛」の映画化――占領期の〈倫理〉のもとで………佐藤未央子(129)
「その時」と「今」を接ぐ「事実」――大岡昇平「靴の話」を中心に………立尾真士(145)
戦中戦後派の殺人 坂口安吾『復員殺人事件』と高木彬光『樹のごときもの歩く』………西田正慶(161)
人民民主主義と観念小説――大西巨人におれる〈東ヨーロッパ〉………山口直孝(177)
海やまのあひだ、母の/を晦ます「路地」――中上健次「蝸牛」「蛇淫」………寧 宇(192)
無用の告白――古井由吉『神秘の人びと』論………竹永知弘(208)
【資料紹介】
『新夕刊』文藝記事目録(一九四六)─「世にも不思議な新聞社」の輪郭………斎藤理生(224)
【研究動向】
横溝正史………鈴木優作(236)
中里恒子………戸塚 学(240)
島尾敏雄………小嶋洋輔(244)
アダプテーション………鈴木 彩(248)
【研究展望】
〈ポストヒューマン〉と文学研究………藤井貴志(252)
〈文学史〉を教え紡ぎなおすこと………渡邊史郎(255)
養分としての研究者―国立国会図書館デジタルコレクションと文学研究―………岡野裕行(259)
近現代の『源氏物語』受容(カテゴライズ別「初」翻訳5例)―英訳・現代語訳・鑑賞・歌舞伎・漫画―………川勝麻里(262)
【書評】
杉浦 静 著『宮沢賢治 生成・転化