- 袋中上人と山の寺念仏寺
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なら文化交流機構 トランスビュー 八木書店
念仏寺・元興寺文化財研究所- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2022年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784910895000
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[BOOKデータベースより]
傑僧袋中 奈良に来る!!智光曼陀羅の発見、源九郎稲荷、「開化天皇陵」修陵…いま解き明かされる「山の寺」400年史。
第1章 袋中の念仏寺開創と奈良(念仏寺開創;奈良町の念仏信仰)
[日販商品データベースより]第2章 袋中の遺産(学僧袋中;浄土曼陀羅の研究と流布;一切経の蒐集と入蔵)
第3章 寺観の確立と信仰の多様化(袋中を受け継いだ弟子たち;念仏寺を支えた檀那たち;愛染明王信仰の展開;源九郎稲荷の信仰)
第4章 「開化天皇陵」と念仏寺(弘法山と「山の寺」;文久の修陵)
第5章 念仏寺の名宝(個別資料解説)
傑僧袋中、奈良に来る!!袋中上人は江戸時代初頭に活躍した浄土宗の高僧です。
沖縄の「エイサー」や福島の「じゃんがら念仏踊り」の祖という伝説が生まれるほど
全国的に影響力を持ちました。そんな袋中上人、実は奈良にもゆかりのある人物だったんです。
徳川家康の異父弟、松平定勝の帰依を得て、念仏寺(奈良市漢国町)を建て活動の拠点とし、
釈迦の根本、仏法の興隆と浄土教の布教に務めました。また、京都と奈良の古寺を巡礼し、
衰退していた大寺を見て悲しんだ上人は『南北二京霊地集』に書き留めます。
その記録は後世にも多大な影響を与えることにー。
令和4年(2022)、念仏寺は開創400年の節目に当たり、
元興寺文化財研究所の若手研究者が5年前から念仏寺の調査。
その調査・研究の集大成として出版しました。
檀家の能楽師一族「金春宗家」、奈良町の絵師「竹坊」とのかかわり、
元興寺の智光曼荼羅のこと、鎮守の源九郎稲荷社への信仰、
文久の修陵と弘法山の「開化天皇陵」のこと・・・など、多くの史料をひもとき、まとめられた一冊です。
この一冊で江戸時代の歴史都市「奈良」の町の姿や浄土信仰の一端をうかがい知ることができます。