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知泉書館 山田晶 小浜善信
点
著者は1985(昭和60)年に京都大学を定年退職した後、南山大学で教鞭を執るが、そこでテーマは自分で選び自由に語る教養科目の講義を要請された。京大では専門科目しか教えなかったので迷ったが、若い人たちに興味を与え、分かり易く語ることを熟慮して話されたのがこのシリーズである。哲学・倫理学の深い学識と膨大な知識に裏付けられた講義は、多くの学生を魅了した。学生ばかりか研究者も、学問と人生を知るために、今日でも読まれるべき名講義。
序論―自分を知るとはいかなることか(私とは何者であるか;私に分からなくなる私;私の探求の課題である私)第1部 A子の話(A子の話―ナルシスとナルシズムについて;ナルシスの話 ほか)第2部 捨八の話(捨八の生い立ち;捨八の絶望 ほか)第3部 愛の諸形態(愛と対象;愛と了解;愛と共感)第4部 疎外の問題(疎外の問題;疎外の構造1―疎外される者の側から見られた ほか)
著者は1985(昭和60)年に京都大学を定年退職した後,南山大学で教鞭を執るが,そこでテーマは自分で選び自由に語る教養科目の講義を要請された。京大では専門科目しか教えなかったので迷ったが,若い人たちに興味を与え,分かり易く語ることを熟慮して話されたのがこのシリーズである。哲学・倫理学の深い学識と膨大な知識に裏付けられた講義は,多くの学生を魅了した。学生ばかりか研究者も,学問と人生を知るために,今日でも読まれるべき名講義。本巻では,まず「私とは何か」を問う。これは哲学の根本で,人間にとって最も大切なことである。「A子の話」と「捨八の話」ではナルシシズムと劣等感に苛まれた二人について物語風に語りながら,「真の自己」を知らないためにあやまちと不幸に見舞われる姿を鮮やかに描き出す。次に愛をテーマに「自愛と他愛」を語る。人が最も愛しているのは自分自身で,愛の根元は「自愛」である。物や人に対する愛も所有する愛なので,いずれも自愛に還元される。そこで自分を愛することと自分を了解することが問題となる。高校生の娘が母親を殺した事件をもとに,母娘の心に生じる葛藤の推移と結末とを心理小説風に描き,「愛と了解」そして「愛と他者理解」の真相を考察する。最後に「疎外の問題」を論じる。疎外とは,マルクスがヘーゲルの『精神現象学』から転用し,経済学の概念として労働者が「疎外」されていく実態を分析した言葉だが,疎外の現実は「仲間外れにする,される」ことである。そこで「仲間の構造」について,家族や友人・知人から様々な社会集団,国家に至る多様性を通して明らかにされる。
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[BOOKデータベースより]
著者は1985(昭和60)年に京都大学を定年退職した後、南山大学で教鞭を執るが、そこでテーマは自分で選び自由に語る教養科目の講義を要請された。京大では専門科目しか教えなかったので迷ったが、若い人たちに興味を与え、分かり易く語ることを熟慮して話されたのがこのシリーズである。哲学・倫理学の深い学識と膨大な知識に裏付けられた講義は、多くの学生を魅了した。学生ばかりか研究者も、学問と人生を知るために、今日でも読まれるべき名講義。
序論―自分を知るとはいかなることか(私とは何者であるか;私に分からなくなる私;私の探求の課題である私)
[日販商品データベースより]第1部 A子の話(A子の話―ナルシスとナルシズムについて;ナルシスの話 ほか)
第2部 捨八の話(捨八の生い立ち;捨八の絶望 ほか)
第3部 愛の諸形態(愛と対象;愛と了解;愛と共感)
第4部 疎外の問題(疎外の問題;疎外の構造1―疎外される者の側から見られた ほか)
著者は1985(昭和60)年に京都大学を定年退職した後,南山大学で教鞭を執るが,そこでテーマは自分で選び自由に語る教養科目の講義を要請された。京大では専門科目しか教えなかったので迷ったが,若い人たちに興味を与え,分かり易く語ることを熟慮して話されたのがこのシリーズである。哲学・倫理学の深い学識と膨大な知識に裏付けられた講義は,多くの学生を魅了した。学生ばかりか研究者も,学問と人生を知るために,今日でも読まれるべき名講義。
本巻では,まず「私とは何か」を問う。これは哲学の根本で,人間にとって最も大切なことである。「A子の話」と「捨八の話」ではナルシシズムと劣等感に苛まれた二人について物語風に語りながら,「真の自己」を知らないためにあやまちと不幸に見舞われる姿を鮮やかに描き出す。
次に愛をテーマに「自愛と他愛」を語る。人が最も愛しているのは自分自身で,愛の根元は「自愛」である。物や人に対する愛も所有する愛なので,いずれも自愛に還元される。そこで自分を愛することと自分を了解することが問題となる。高校生の娘が母親を殺した事件をもとに,母娘の心に生じる葛藤の推移と結末とを心理小説風に描き,「愛と了解」そして「愛と他者理解」の真相を考察する。
最後に「疎外の問題」を論じる。疎外とは,マルクスがヘーゲルの『精神現象学』から転用し,経済学の概念として労働者が「疎外」されていく実態を分析した言葉だが,疎外の現実は「仲間外れにする,される」ことである。そこで「仲間の構造」について,家族や友人・知人から様々な社会集団,国家に至る多様性を通して明らかにされる。