- 後宮の髪結師は月に添う
-
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2025年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094074369
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[BOOKデータベースより]
小さい頃から髪結師として後宮で働き、いまや四妃からも信頼される腕前の朱亜。髪へのこだわりは誰よりも強い真面目な仕事人間だ。そんな朱亜が突然、皇帝に毒を盛った罪で投獄されてしまう。絶望する朱亜を助けたのは、第三皇子の怜新だった。この国を治める皇族は鳳凰の化身とされ、その証である赤い髪を受け継ぐ。だが怜新はなぜか髪が銀色に変化してしまったらしい。赤髪でない者は帝位を継ぐことはできない。朱亜は怜新の髪を赤く染めるという秘密の任務を受けるが、常に怜新(の髪)のそばにいるために、寵妃のふりをすることになって―!?
[日販商品データベースより]仕事人間の髪結師が、皇帝の偽寵妃に!?
小さい頃から見習いとして後宮で働き、いまや四妃からも信頼される腕前の髪結師・朱亜。髪へのこだわりと執着は誰よりも強く、少々髪フェチが過ぎるものの真面目な仕事人間だ。
その日も多くの妃からの指名を受け忙しくしていた朱亜だったが、突然『皇帝に毒を盛った罪人』として捕縛されてしまう。牢に繋がれて絶望する朱亜。そこに一人の青年が現れた。青年の正体は第三皇子の怜新。だが朱亜はその時、怜新の髪が不自然さに気付く。
この国を治める皇族は鳳凰の化身とされ、その証である赤い髪を受け継ぐ。父親が暗殺され、新しい皇帝になるはずの怜新だが、実は何者かによる呪いで髪が銀色に変化したらしい。赤髪でない者は皇位を継ぐことはできない。怜新は朱亜を助けるかわりに、内緒で怜新の髪を赤く染めてこの秘密を守れと言う。
特殊な赤髪への職業的興味を抱いた朱亜はその条件を受け入れるが、常に怜新(の髪)のそばにいるために寵妃の立場を偽ることになる。妃として扱われるようになった朱亜は使用人たちの態度にドキドキしてばかりだが、それ以上に、人前でためらいなく甘い言葉で朱亜を寵愛している『ふり』をする怜新に振り回されることに……!?