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汲古書院 二戸麻砂彦
点
研究篇(序説;前田本色葉字類抄の仮名音注;仮名音注の韻母別考察;仮名音注の声母別考察;前田本色葉字類抄の声調別考察;まとめ;引用文献・参考文献)資料篇(前田本色葉字類抄の仮名音注/イロハ順一覧;前田本色葉字類抄の仮名音注/韻母別一覧;前田本色葉字類抄の仮名音注/声母別一覧;前田本色葉字類抄/声調別一覧;附篇)
本書は尊経閣文庫蔵三巻本色葉字類抄(通称前田本)に附された仮名音注(上巻5,101例・下巻4,758例)の分析を試みたものである。分析に当たっては、『観智院本類聚名義抄』『長承本蒙求』『承暦本金光明最勝王経音義』を中心に、また適宜他の古辞書類も援用して、当該字に附された音注の用例を示し、前田本のそれと比較・対照できるようにした。そして前田本の仮名音注が示す日本漢字音の実態を、斜体のラテン文字(いわゆるローマ字)で集約し、韻母別・声母別・声調別に表示した。色葉字類抄などの字類抄諸本の編纂過程は、概ね?いわゆる「色葉和名」の基準に基づく和訓語彙の蒐集〔分類体裁としてイロハ順の検索を採用した初期段階〕、?語彙数の増加と字音の付載〔利便性の向上を目指した増補改訂段階〕、の二段階を想定でき、増補改訂が進む中で、反切・同音字注・仮名音注が附載された。早い段階における字音の把握は、反切・同音字注で対応し、仮名音注はその後の段階で附されたと覚しい。三巻本前田本色葉字類抄に附された仮名音注は、日本語に馴化した段階を示しており、もはや呉音的特徴、漢音的特徴は区別されていない。 資料篇の【A・B・C・D】の表はそれぞれ、「番号(掲出字の原本出現順の通し番号)・所在・掲出字・仮名音注・中古音(三根谷説による推定音)・韻目(掲出字に対応する廣韻の所属韻)」から構成される。なお、廣韻にない掲出字は、中古音の推定音に( )を附した。
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[BOOKデータベースより]
研究篇(序説;前田本色葉字類抄の仮名音注;仮名音注の韻母別考察;仮名音注の声母別考察;前田本色葉字類抄の声調別考察;まとめ;引用文献・参考文献)
[日販商品データベースより]資料篇(前田本色葉字類抄の仮名音注/イロハ順一覧;前田本色葉字類抄の仮名音注/韻母別一覧;前田本色葉字類抄の仮名音注/声母別一覧;前田本色葉字類抄/声調別一覧;附篇)
本書は尊経閣文庫蔵三巻本色葉字類抄(通称前田本)に附された仮名音注(上巻5,101例・下巻4,758例)の分析を試みたものである。分析に当たっては、『観智院本類聚名義抄』『長承本蒙求』『承暦本金光明最勝王経音義』を中心に、また適宜他の古辞書類も援用して、当該字に附された音注の用例を示し、前田本のそれと比較・対照できるようにした。そして前田本の仮名音注が示す日本漢字音の実態を、斜体のラテン文字(いわゆるローマ字)で集約し、韻母別・声母別・声調別に表示した。色葉字類抄などの字類抄諸本の編纂過程は、概ね?いわゆる「色葉和名」の基準に基づく和訓語彙の蒐集〔分類体裁としてイロハ順の検索を採用した初期段階〕、?語彙数の増加と字音の付載〔利便性の向上を目指した増補改訂段階〕、の二段階を想定でき、増補改訂が進む中で、反切・同音字注・仮名音注が附載された。早い段階における字音の把握は、反切・同音字注で対応し、仮名音注はその後の段階で附されたと覚しい。三巻本前田本色葉字類抄に附された仮名音注は、日本語に馴化した段階を示しており、もはや呉音的特徴、漢音的特徴は区別されていない。
資料篇の【A・B・C・D】の表はそれぞれ、「番号(掲出字の原本出現順の通し番号)・所在・掲出字・仮名音注・中古音(三根谷説による推定音)・韻目(掲出字に対応する廣韻の所属韻)」から構成される。なお、廣韻にない掲出字は、中古音の推定音に( )を附した。