[BOOKデータベースより]
20年以上にわたり流通業界を追いかけてきたベテラン記者による渾身リポート!狙われたガリバー―切り刻まれる「売上11兆円企業」に明日はあるか。日本型流通ビジネスの終焉。
第1章 61年ぶりのスト突入
第2章 史上最悪のディール
第3章 売却延期の“犯人”
第4章 大激震のセブン&アイ
第5章 そごう・西武の大いなる「勘違い」
第6章 「百貨店」は生まれ変われるのか
第7章 狙われるセブン&アイ
「ちょっと聞いてもらえないか」
始まりは、2022年の春先にかかってきた1本の電話だった。
「こんなディール聞いたこともないよ。とにかくひどすぎる。史上最悪のディールだ。セブン&アイがおかしくなっている」
電話の主は、セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)による百貨店「そごう・西武」売却の入札に参加した、ある投資ファンドの幹部だった。M&Aの常識ではありえないひどい運営に憤り、私にそれをぶちまけてきたのだ。
その後、そごう・西武売却は難航し、アクティビスト(物言う株主)からも株主提案を受け、セブン&アイは大きく揺さぶられていく。
――取材で明らかになったのは、過去最高益を記録するなど絶好調に見えるものの、足下は盤石ではなく、その将来に不透明感が漂っているというガリバーの姿だった。かつて、流通業界の「勝ち組」「優等生」などと呼ばれたセブン&アイにいったい何が起きているのか。そごう・西武売却を軸にその舞台裏に迫ったつもりだ。(はじめに)
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