[BOOKデータベースより]
古代の人々はいかに酒を造り、それはどんな味がしたのか。平城京長屋王邸宅跡から出土した木簡レシピと復元須恵器をもとに、いざ古代の酒造りに挑戦。多様な専門分野の研究者や酒造家らが結集し、甕酒醸造を再現する。
1 酒の考古学と甕酒造り
2 甕酒造りに用いる土器の製作
3 古代の甕酒造りのレシピ
4 甕酒造りの実践
5 甕酒造りと微生物のはたらき
6 現代アジア・アフリカの甕酒造り
古代の人々はいかに酒を造り、それはどんな香りや味がしたのか。平城京長屋王邸宅跡から出土した木簡には、酒米や麹、仕込み水の比率などが記される。酒を仕込むための容器である須恵器甕を復元し、いざ古代の酒造りに挑戦。考古学や文献史学、微生物学など多分野の研究者や酒造家が結集し、世界各地の土器醸造にも目を向け、甕酒造りを再現する。