- 新しい音楽が息づくとき
-
一〇〇年前の日本のざわめきを読む
春秋社音楽学叢書
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2024年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784393930540
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春秋社音楽学叢書
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【2023年04月発売】
[BOOKデータベースより]
西洋の模倣を脱しつつあった時代、ひとびとは音楽とどう向き合ってきたのか。創造性あふれる多様なせめぎ合いの過程を描く!受容から創出へ、混淆する文化のダイナミズム。大正後期から昭和初期、一九二〇〜三〇年代の音楽実践を種々の事例から検証。
第1章 音楽教師としてのラスカの歩み―ウラジオストク〜宝塚音楽歌劇学校〜神戸女学院(根岸一美)
[日販商品データベースより]第2章 大澤壽人の外なる西洋 内なる日本(生島美紀子)
第3章 新しい歌の生まれる時―由木康と津川主一による子供のための賛美歌創作(山本美紀)
第4章 近代化する仏教教団と宗歌(山口篤子)
第5章 “城ヶ島の雨”の普及プロセスとその社会的イメージ(井手口彰典)
第6章 “感動”の言語化への道のり―西洋楽語の翻訳と、出発点となった出島でのオペラ上演(一八二〇)(山田高誌)
いまからおよそ百年前、1920年代から30年代前半(すなわち大正?昭和戦前期)は、日本が西洋音楽の単純な模倣の段階を脱し、自文化の表現方法として創作活動に用いだした時期である。西洋音楽を積極的に取り込みつつ、それを自分たちのものとして血肉化し、あるいはそこに独自の解釈を施し、さらには新しい創造へと繋げていくことも盛んに行われるようになっていた。
ただし、そうした解釈や創造の取り組みは、決して直線的あるいは均一的だったわけではない。その過程では様々な個人や集団によって、音楽が意図的に誤読されたり、都合良く取捨選択されたり、抜本的に改造されたり、部分的に拒絶されたり、交渉や打算の対象に用いられたりもしてきた。本書はそうした、時にいい加減でちゃらんぽらんで猥雑だがしかしバイタリティに満ちていた時代の種々の音楽実践を、個人・集団間の多様なせめぎ合いの過程のなかで描いていく。