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柳田國男のライフコースを補助線に描く日本民俗学の理論・実践の軌跡。農政官僚であった柳田國男は、明治末から大正にかけての旅を契機に日本民俗学の構想にとりかかる。郷土会の活動やジュネーブ滞在を経て昭和に入ると、矢継ぎ早に民俗学理論を世に送り出す。そして、還暦記念の日本民俗学講習会を成功させ、学界の組織化が進んでいく。
序論 日本民俗学の生成と柳田國男
1 日本民俗学の創成期―民俗学の胎動 一九〇八〜一九二四年(『後狩詞記』にみる民俗学理論の萌芽;『石神問答』の制作意図と問題関心;『遠野物語』の執筆動機と民俗学的意義;郷土会の活動と内郷村調査;「諸国叢書」と柳田國男の旅 ほか)
2 日本民俗学の確立期―民俗学理論と実践 一九二七〜一九三五年(『蝸牛考』と方言周圏論;『明治大正史世相篇』の執筆経緯と社会変動論;『民間伝承論』制作実態と民俗学理論;『郷土生活の研究法』の三部分類と常民概念;山村調査の実施とその展開 ほか)
結論 日本民俗学の創成期と確立期の特徴
農政官僚であった柳田國男は、明治末から大正にかけての旅を契機に日本民俗学の構想にとりかかる。郷土会の活動やジュネーブ滞在を経て昭和に入ると、矢継ぎ早に民俗学理論を世に送り出す。そして、還暦記念の日本民俗学講習会を成功させ、学界の組織化が進んでいく。
柳田國男のライフコースを補助線に描く、日本民俗学の理論・実践の軌跡。
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