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三修社 山本佳樹 市川明 香月恵里 増本浩子 山本潤
点
映画監督たちはドイツ文学とどう対峙したのか?『ニーベルンゲン』『ファウスト』『ベニスに死す』『変身』『ブリキの太鼓』『愛を読むひと』などを取り上げる。
1 『ニーベルンゲンの歌』(13世紀初頭)同時代的神話の創造―フリッツ・ラング監督『ニーベルンゲン』(1924):中世英雄叙事詩の戦間期におけるアダプテーション(山本潤)2 ハインリヒ・フォン・クライスト『O侯爵夫人』(1808/10)眼に映る天使と見えない悪魔―エリック・ロメール監督『O侯爵夫人』(1976)における性暴力と公共圏(西尾宇広)3 ヨーハン・ヴォルフガング・ゲーテ『ファウスト』(1808/32)権力者ファウストの物語―アレクサンドル・ソクーロフ監督『ファウスト』(2011)(山本賀代)4 ゲオルク・ビューヒナー『ヴォイツェク』(1836執筆)貧しい民衆のドラマ―ヴェルナー・ヘルツォーク監督『ヴォイツェク』(1979)(市川明)5 テオドーア・フォンターネ『エフィ・ブリースト』(1894)プロイセン社会の硬直性を描く―ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『フォンターネ エフィ・ブリースト』(1974)(竹田和子)6 トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』(1912)海辺の写真機―ルキノ・ヴィスコンティ監督『ベニスに死す』(1971)(山本佳樹)7 フランツ・カフカ『変身』(1912執筆)演劇と映画のあいだで「虫けら」を表現する―ヴァレーリー・フォーキン監督『変身』(2002)(川島隆)8 アルトゥア・シュニッツラー『夢小説』(1925)機械のまなざしが顔に出会うとき―スタンリー・キューブリック監督『アイズ・ワイド・シャット』(1999)(満留伸一郎)9 ベルトルト・ブレヒト/クルト・ヴァイル『三文オペラ』(1928)音楽劇『三文オペラ』の映画化―ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト監督『3文オペラ』(1931)(市川明)10 アルフレート・デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』(1929)ファスビンダーにおける文学映画化の特殊性―ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『ベルリン・アレクサンダー広場』(1979‐80)を例に(渋谷哲也)11 エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(1929)ほか 映画化とリメイクの力学―ケストナー児童文学の映画化にみる社会学(山本佳樹)12 アンナ・ゼーガース『トランジット』(1944)トランジット空間に生きる人々―クリスティアン・ベツォルト監督『未来を乗り換えた男』(2018)(香月恵里)13 フリードリヒ・デュレンマット『老貴婦人の訪問』(1956)アフリカ版『老貴婦人の訪問』―ジブリル・ジオップ・マンベティ監督『ハイエナ』(1992)(増本浩子)14 ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』(1959)オスカルはなぜ子どものまま、成長しなかったのか?―フォルカー・シュレンドルフ監督『ブリキの太鼓』(1979):文学と映画の対話(依岡隆児)15 クリスタ・ヴォルフ『引き裂かれた空』(1963)分断が消滅する映像的瞬間―コンラート・ヴォルフ監督『引き裂かれた空』(1964)(宮崎麻子)16 ペーター・ハントケ『不安 ペナルティキックを受けるゴールキーパーの…』(1970)ブロッホは何を見たか―ヴィム・ヴェンダース監督『ゴールキーパーの不安』(1972)(山本佳樹)17 エルフリーデ・イェリネク『ピアニスト』(1983)ピアノ教授に一本の赤い薔薇は手渡されない―ミヒャエル・ハネケ監督『ピアニスト』(2001)(中込啓子)18 パトリック・ジュースキント『香水―ある人殺しの物語』(1985)嗅覚を視覚化する試み―トム・ティクヴァ監督『パフューム ある人殺しの物語』(2006)(増本浩子)19 ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(1995)ミヒャエルは「愛」を読んだのか?―スティーヴン・ダルドリー監督『愛を読むひと』(2009)(松永美穂)
ドイツ文学と映画の関係を、アダプテーション研究の視点から深く読み解く一冊。映画監督たちは、文学作品にどのように向き合い、それを映像として表現したのかを検討。『ニーベルンゲン』や『ファウスト』、『ベニスに死す』、『変身』、『ブリキの太鼓』、『愛を読むひと』など、ドイツ語圏の名作を厳選し、その映画化作品を分析します。
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[BOOKデータベースより]
映画監督たちはドイツ文学とどう対峙したのか?『ニーベルンゲン』『ファウスト』『ベニスに死す』『変身』『ブリキの太鼓』『愛を読むひと』などを取り上げる。
1 『ニーベルンゲンの歌』(13世紀初頭)同時代的神話の創造―フリッツ・ラング監督『ニーベルンゲン』(1924):中世英雄叙事詩の戦間期におけるアダプテーション(山本潤)
[日販商品データベースより]2 ハインリヒ・フォン・クライスト『O侯爵夫人』(1808/10)眼に映る天使と見えない悪魔―エリック・ロメール監督『O侯爵夫人』(1976)における性暴力と公共圏(西尾宇広)
3 ヨーハン・ヴォルフガング・ゲーテ『ファウスト』(1808/32)権力者ファウストの物語―アレクサンドル・ソクーロフ監督『ファウスト』(2011)(山本賀代)
4 ゲオルク・ビューヒナー『ヴォイツェク』(1836執筆)貧しい民衆のドラマ―ヴェルナー・ヘルツォーク監督『ヴォイツェク』(1979)(市川明)
5 テオドーア・フォンターネ『エフィ・ブリースト』(1894)プロイセン社会の硬直性を描く―ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『フォンターネ エフィ・ブリースト』(1974)(竹田和子)
6 トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』(1912)海辺の写真機―ルキノ・ヴィスコンティ監督『ベニスに死す』(1971)(山本佳樹)
7 フランツ・カフカ『変身』(1912執筆)演劇と映画のあいだで「虫けら」を表現する―ヴァレーリー・フォーキン監督『変身』(2002)(川島隆)
8 アルトゥア・シュニッツラー『夢小説』(1925)機械のまなざしが顔に出会うとき―スタンリー・キューブリック監督『アイズ・ワイド・シャット』(1999)(満留伸一郎)
9 ベルトルト・ブレヒト/クルト・ヴァイル『三文オペラ』(1928)音楽劇『三文オペラ』の映画化―ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト監督『3文オペラ』(1931)(市川明)
10 アルフレート・デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』(1929)ファスビンダーにおける文学映画化の特殊性―ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『ベルリン・アレクサンダー広場』(1979‐80)を例に(渋谷哲也)
11 エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(1929)ほか 映画化とリメイクの力学―ケストナー児童文学の映画化にみる社会学(山本佳樹)
12 アンナ・ゼーガース『トランジット』(1944)トランジット空間に生きる人々―クリスティアン・ベツォルト監督『未来を乗り換えた男』(2018)(香月恵里)
13 フリードリヒ・デュレンマット『老貴婦人の訪問』(1956)アフリカ版『老貴婦人の訪問』―ジブリル・ジオップ・マンベティ監督『ハイエナ』(1992)(増本浩子)
14 ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』(1959)オスカルはなぜ子どものまま、成長しなかったのか?―フォルカー・シュレンドルフ監督『ブリキの太鼓』(1979):文学と映画の対話(依岡隆児)
15 クリスタ・ヴォルフ『引き裂かれた空』(1963)分断が消滅する映像的瞬間―コンラート・ヴォルフ監督『引き裂かれた空』(1964)(宮崎麻子)
16 ペーター・ハントケ『不安 ペナルティキックを受けるゴールキーパーの…』(1970)ブロッホは何を見たか―ヴィム・ヴェンダース監督『ゴールキーパーの不安』(1972)(山本佳樹)
17 エルフリーデ・イェリネク『ピアニスト』(1983)ピアノ教授に一本の赤い薔薇は手渡されない―ミヒャエル・ハネケ監督『ピアニスト』(2001)(中込啓子)
18 パトリック・ジュースキント『香水―ある人殺しの物語』(1985)嗅覚を視覚化する試み―トム・ティクヴァ監督『パフューム ある人殺しの物語』(2006)(増本浩子)
19 ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(1995)ミヒャエルは「愛」を読んだのか?―スティーヴン・ダルドリー監督『愛を読むひと』(2009)(松永美穂)
ドイツ文学と映画の関係を、アダプテーション研究の視点から深く読み解く一冊。映画監督たちは、文学作品にどのように向き合い、それを映像として表現したのかを検討。『ニーベルンゲン』や『ファウスト』、『ベニスに死す』、『変身』、『ブリキの太鼓』、『愛を読むひと』など、ドイツ語圏の名作を厳選し、その映画化作品を分析します。