戦国の山城をゆく

信長や秀吉に滅ぼされた世界
集英社文庫　あー３５ー１５

集英社
安部龍太郎　

• 価格: 726円（本体660円＋税）
• 発行年月: 2024年10月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784087447040

内容情報

[BOOKデータベースより]

山城とは文字通り、高所の利を活かすため山中に築かれた城のこと。岐阜城、小谷城、丹波八上城など、今でも山城跡にはさまざまな合戦譚や悲恋、涙を誘う落城物語が残る。戦国時代に数多く建てられ、やがて滅びたその城たちにはどのような来歴があったのか。歴史小説家の著者が各地を訪れその空気に触れることで、過去と現代を繋ぐ壮大な旅に読者を誘う、ロマンの詰まった歴史探訪エッセイ。

第１章　山城破壊者・信長の出発点“岐阜城”
第２章　悲運に泣いた信長の叔母“岩村城”
第３章　琵琶湖東岸の大要塞“観音寺城・安土城”
第４章　朝倉どのの夢の跡“越前一乗谷城”
第５章　激戦に散った夫婦愛“小谷城”
第６章　焼討ちされた中世のシンボル“比叡山延暦寺”
第７章　松永久秀覚悟の自爆“信貴山城”
第８章　雑賀鉄砲衆の拠点“弥勒寺山城”
第９章　光秀の母は殺されたか“丹波八上城”
第１０章　三木の干殺し“播州三木城”
第１１章　畿内をのぞむ水車の城“洲本城”
第１２章　中世の自由と山城の終焉“紀州根来寺”
追章　玄蕃尾城から賎ヶ岳へ“玄蕃尾城”

[日販商品データベースより]

戦国時代の大転換期の象徴といえる山城。信長や秀吉はその牙城をどう攻略したのか。『街道をゆく』を髣髴とさせる歴史エッセイ。