[BOOKデータベースより]
情緒交流の“ズレ”は心理療法の試金石。「わかる」感覚を基盤に。自分自身と「分かち合う」ことが出来るようになるため。“愛着形成不全”への着目から時代/社会のこころ模様を背景としていまここで私たち大人の生きかたが問われる―感性をインスパイアする14のテーマ。
前篇 発達障害はどう「謎」なのか(増えつづける発達障害―統計への疑問;疑問から出発して―迷うことを大切にする;迷いながらの出会い―発達障害という見方;発達障害を疑問視する―愛着という視点;愛着障害の視点―愛着形成不全とは;愛着形成不全を読み解く―対象関係論を手がかりに)
後篇 時代と社会とこころ(生きる速さの変化―SNS情報社会の到来;情報に曝される―生きる速さだけでなく;原初的な受信機能―情報の影響だけでなく;気持を分かちあえない―受信機能だけでなく;コミュニケーション―こころがうるおう会話;子どもが育ちにくい社会―コミュニケーションだけでなく;安心して子育てを―子どもが育ちやすい社会に;生き方が問われて―安心とゆとりを実現する;)
発達障害を「先天的な脳の機能障害」とする説が浸透しています。そのことで親は「育て方の問題」という偏見から逃れられ、子への支援もスムーズとなりました。ただ、そこに落とし穴があります。大人の「致し方ない」という諦念が子どもとの“つながり”を妨げ、心の通う“交わり”が希薄になってきたのでした。そこで本書では大胆にも、発達障害を〈愛着〉という視点から捉え直します。――異なるスタンスの心理カウンセラー二人が、臆することなく考えをぶつけ合うライヴな「対論」形式で、読む者をグイと引き込みます。
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