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[BOOKデータベースより]
日本、世界の頽落は止め処ない。本書の最初と最後がパレスチナになったことはその最悪の形での証明になっている。「いまとは違う未来」「生きるに値する世界」を求める者たちの生き方、人間であることを語る言葉には「新たな普遍性」(徐京植)に向けた可能性が詰まっている。ぜひ紐解いて欲しい。思いを分かち持ちたいと願う者にとってそれは、帰る場所、そして道標となるはずだ。
二〇一七年(アル=ソムード、そこにとどまって闘う―ジュリアーノ・メル=ハミース)
[日販商品データベースより]二〇一八年(果たせなかった約束を抱える―在日高齢者無年金訴訟(鄭福芝さん);やっぱり同胞やで、民族やで―ウトロで生き、ウトロで死ぬ(金君子さん) ほか)
二〇一九年(「日本」を撃ち続けた奇人―戦後補償裁判(宋斗会さん);…ほんとうに苦労したなあ―ウトロの徴用工(崔仲圭さん) ほか)
二〇二〇年(判決を紙切れにしない―京都朝鮮学校襲撃事件(朴貞任さん);ヘイト暴力に対峙できる刑事司法を―京都事件以降の立法運動 ほか):二〇二一年(あり得べき世界への一歩を刻む―ヘイト葉書事件;飼い慣らされない身体性―ウトロの語り部(姜景南さん) ほか)
二〇二二年(焼け跡に立ちあがる言葉―ウトロ放火事件;彼女の言葉は、岸辺に流れ着いた―伊藤詩織さん ほか)
二〇二三年(希望を探して―ネットヘイト訴訟(崔江以子さん);報道は差別と闘う―ヘイトスラップ訴訟(石橋学さん) ほか)
二〇二四年(人間であること―ガザ)
日本、世界の頽落は止め処ない。
本書の最初と最後がパレスチナになったことはその最悪の形での証明になっている。
「いまとは違う未来」「生きるに値する世界」を求める者たちの生き方、人間であることを語る言葉には「新たな普遍性」(徐京植)に向けた可能性が詰まっている。
ぜひ紐解いて欲しい。思いを分かち持ちたいと願う者にとってそれは、帰る場所、そして道標となるはずだ。
他者を敵視し、蔑み、人を分断する言葉が大手を振るう。
「言葉」が徹底的に破壊され、レイシズムの蔓延と歴史否認・改竄の横行に歯止めがかからなくなった。
倫理の底が抜けた社会だからこそ、不条理に立ち向かった先人たちの思いを残したい。彼らはどのように生き、どんな「世界」、どんな「明日」を展望してきたのか、そしていかに状況を打開してきたのか。そして私たちにどのような「問い」を残して逝ったのか。先立った方々だけではない。
時を同じくして進行していた闘いについても書いた。
ヘイトとの闘いが拓いてきた展望の数々、それらの闘争が、過去最悪を更新しつづける「いま」の中で取り組まれ、煌めきを放ってきたことが少しでも伝わればと思う。