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[BOOKデータベースより]
IPOがすべてではない。自社のメリットとデメリットを冷静に分析して決断すべき!IPOの準備は、一度スタートすると途中では簡単に止められない。途中でうまく行かないことに気づいても、準備過程で生じた様々なしがらみによって、容易にIPO準備を断念できない。本書は、IPO準備を始めるかどうか判断に必要な情報を提供することを目的にしています。
第1章 スタートアップ・ベンチャー企業と出口戦略としてのIPO(イニシャル・パブリック・オファリング)(喧しいことば「スタートアップ」;スタートアップ・ベンチャー企業とは?;出口戦略を前面に)
[日販商品データベースより]第2章 IPOの目的を明確にする(何のためにIPOをしたいのか?;IPOのメリットを再考する;IPOのデメリットを熟考する;MBOをした企業;それでもIPOがしたいのか)
第3章 そもそもIPOが可能かどうか準備を始める前に確かめるべきこと―セルフチェック(外部の専門家に相談する前に、まずはIPO達成に必要な条件を知ろう;東京証券取引所グロース市場の形式要件 ほか)
第4章 知っておくべきIPOに必要な要素(知っておくべきIPOに必要な要素とは;企業業績 ほか)
第5章 IPO達成後に成功し続けるためには(上場ゴールとならないために;業績を継続的に向上させるためには ほか)
数あるIPO 関連の書籍の中から、この本に興味を持ち手に取って頂きまして誠にありがとうございます。
ここ数年、一時の低迷時を脱し日本の株式市場も復活してきていることも手伝い、毎年数多くの会社がIPO を達成して上場企業となっています。この本を手にされたスタートアップ・ベンチャー企業の経営者の中にも、実際にIPO を達成した周りの経営者からIPO を勧められたことを契機に、IPOを意識するようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
IPO というと、上場企業のステータスや自社の知名度の向上による得意先の開拓・人材の確保、株式売却によるキャピタルゲインなど、スタートアップ・ベンチャー企業の経営者のモチベーションを高めるようなメリットが数多くあります。今日、そのようなメリットを強調する情報は、インターネットや書籍等で数多く目にする機会があると思われます。また、IPO 関連の人間(証券会社やIPO コンサルタント)も一般的にはIPO に関するメリットを強調する傾向にあると思われます。
他方で、物事には何事も両面があるように、IPO を行うことについてのデメリットがあります。IPO に伴う一定の制約や費用(コスト面)などです。これらについては、メリットほど紹介されてはいませんが、インターネットや書籍等でも入手可能です。スタートアップ・ベンチャー企業の経営者には、「気になったことがあれば、先ずは試してみる」という経営スタイルに慣れている方もいるでしょう。そのため、気軽な気持ちでIPO の準備を始めようと考える経営者もいらっしゃるかもしれません。
ただここで、スタートアップ・ベンチャー企業の経営者に強調しておきたいのは、IPO の準備というのは、一度スタートすると、途中で簡単には止められないということです。IPO の準備には、コストと時間がかかるのみならず、多くの関係者が関与します。順調にIPO ができればいいですが、多くのIPO準備会社が途中でスケジュールが大幅に延期となったり、最終的には断念しているケースが多いのも現実です。そして、途中でなかなか上手くいかないことに気づいたとしても、準備の過程で生じた様々なしがらみによって、途中で容易にIPO 準備を断念できないのです。
このようなことを実務で多く目にし、スタートアップ・ベンチャー企業の経営者がIPO 準備を始めるかどうかを決断する際の判断に資する情報を提供することを目的に本書を執筆いたしました。本書では、IPO でよく生じる実務上の問題点のみならず、一般的にはあまり情報量が少ないIPO に係るコスト面の話やIPO の準備過程での気を付けたい事例なども盛り込んでみました。
スタートアップ・ベンチャー企業の経営者には、あくまでもIPO ありきではなく、自社に関するIPO のメリットとデメリットを冷静に分析したうえで、IPO 準備のスタートを決断して頂きたいと思います。本書が、その分析と決断の一助となれば幸いです。