- 20世紀経済史 ユートピアへの緩慢な歩み 下
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日経BP 日経BPマーケティング
ブラッドフォード・デロング 村井章子- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2024年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784296002016
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価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2024年06月発売】
[BOOKデータベースより]
のろのろと人類がユートピアをめざした20世紀型システムはなぜ失敗したのか?ケインズ、ムッソリーニ、2人のルーズベルトとレーニンはハイエクに反対し、サッチャーはハイエクを信奉した。2010年の世界金融危機で終わる「長い20世紀」。いま我々はどこに向かっているのだろう。
第9章 ファシズムとナチズム
[日販商品データベースより]第10章 第二次世界大戦
第11章 敵対しつつ共存する二つの体制の冷戦
第12章 グローバルサウスの経済開発へ向けた見せかけ(および本物)のスタート
第13章 包摂
第14章 社会民主主義の栄光の三〇年
第15章 新自由主義への転回
第16章 再グローバル化、情報技術、ハイパーグローバル化
第17章 大不況と緩慢な景気回復
終章 人類はいまもなおユートピアに向かってのろのろと進んでいるのか?
「おそらく人類が『別のやり方』に最も近づいたのは、ハイエクとポラニーの強制結婚にケインズが祝福を与えたときだった。それは具体的には、第二次世界大戦後の北大西洋諸国において開発志向の社会民主主義という形で実現した。だが社会民主主義の下に構築された制度は、持続可能性テストに合格できなかった。
代わって登場した新自由主義は、グローバルノースのエリートたちに向けて掲げた公約の多くを果たしはしたものの、望ましいユートピアへと賢く前進したかと言えば、そうではなかった」(本書「終章 人類はいまもなおユートピアに向かってのろのろと進んでいるのか?」から)