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翔泳社 左丘萌 末春 黒田幸宏
点
唐王朝のはなやかなファッションはすでに歳月とともに流れ去りましたが、千年の時を経ても静かに奥底で輝きつづけ、飾りつけた櫛やアクセサリーにわずかに残る紅色をよく見れば、いくばくか当時の想いを感じることができます。本書は発掘調査で見つかった唐代の遺物をもとに、今に伝わる史料や出土した古書遺物の記述と照らし合わせ、唐代の目線から、当時のほんとうの女性のトレンドファッションを再現してみようと試みました。
第1章 綺羅―よりはなやかに、よりエレガントに きらびやかに舞うシルク(美のポイント;織りものについて ほか)第2章 琳瑯―音色も涼やかな美を引き立てる名わき役、アクセサリー(美のポイント;隋代(581〜618年)はかなく散った可憐で美しい小公女 ほか)第3章 髻鬟―宮殿から街角まで、時代を彩るヘアスタイル(美のポイント;隋・唐王朝から五代十国時代(581〜960年)オーソドックスな女性のヘアスタイル)第4章 粉黛―変幻自在、自分らしさを演出するメイクテクニック(唐王朝時代(618〜907年)メーキャップのステップ;隋・唐王朝から五代十国時代(581〜960年)オーソドックスな女性のメイク)特別篇(皇族の婚礼衣装―華麗なるロイヤルウエディングの世界)
漢服のルーツのひとつ、唐代の女性のファッションがわかる一冊
7世紀から10世紀初めまで、中国だけでなく周辺諸地域まで影響を及ぼす世界帝国として繁栄した唐。西域からはササン朝ペルシア、ビザンツ帝国やイスラーム世界とのつながりもあり、ソグド商人が活躍し、朝鮮や日本からも使節や留学生が訪れ、都の長安は国際都市として発展しました。北朝文化と南朝文化が融合し、国際性のある様々な文化が花開きました。特に唐詩は、李白・杜甫・白居易などのすぐれた詩人が多く出ました。
女性のファッションも唐の文化のひとつで、白居易をはじめとする詩人たちによっても様々に詠われました。中国語でファッションを意味する「粧束」という言葉は、唐代の小説『遊仙窟』からきています。本書では、唐王朝の華やかな服装ファッションを発掘調査で見つかった唐代の遺物をもとに、今に伝わる史料や出土した古書遺物の記述と照らし合わせて再現したものです。
唐代の女性のファッショントレンドは、世相を色濃く反映していて、当時の社会や文化の雰囲気と同様に変化していきました。本書では、6世紀末の隋代から10世紀半ばの五代十国時代までを扱い、唐代は高祖から高宗までの時代である初唐、則天武后の時代、玄宗の時代から安史の乱までの盛唐、文宗までの中唐、武宗から最後の哀帝までの晩唐という、5つの時代に分けて紹介します。第一章の綺羅では装束、第二章の琳瑯ではアクセサリー、第三章の髻鬟ではヘアメイク、第四章の粉黛では化粧について解説し、1冊で唐代女性がどんな服やアクセサリーを身に着け、ヘアメイクを楽しんでいたのかがわかります。また、日本の正倉院の文物も多く掲載され、奈良時代の服装への影響を知ることができます。各章では、紅払妓・上官婉児・楊貴妃・聶隠娘・同昌公主など、唐代を生きた女性を取り上げ、彼女たちのエピソードをもとに美しいイラストを添えて紹介しています。
中国の歴史や時代劇やアニメ、小説が好きな方はもちろん、現代の漢服が好きな方、歴史が好きな方、イラストを描かれる方など、広く楽しめる1冊です。
〈著〉左丘萌フリーライター。四川省成都市に在住。情緒ある歴史エピソードを作品化することを目指し、執筆中。古代中国の服飾研究にたずさわり、長年にわたり絹切れや木簡片などの遺物とともに過ごす。著書に『到長安去、漢朝簡牘故事集』がある。
〈イラスト〉末春イラストレーター兼陶芸職人。浙江省杭州市と江西省景徳鎮市の2拠点で、画業のかたわら陶芸の彩色アートを手がける。カメラ撮影と日常をつづるSNSブログが趣味で、イラスト集『瀘上花』を近日出版。
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こなみかなた
価格:964円(本体876円+税)
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1位
又吉直樹
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【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
唐王朝のはなやかなファッションはすでに歳月とともに流れ去りましたが、千年の時を経ても静かに奥底で輝きつづけ、飾りつけた櫛やアクセサリーにわずかに残る紅色をよく見れば、いくばくか当時の想いを感じることができます。本書は発掘調査で見つかった唐代の遺物をもとに、今に伝わる史料や出土した古書遺物の記述と照らし合わせ、唐代の目線から、当時のほんとうの女性のトレンドファッションを再現してみようと試みました。
第1章 綺羅―よりはなやかに、よりエレガントに きらびやかに舞うシルク(美のポイント;織りものについて ほか)
[日販商品データベースより]第2章 琳瑯―音色も涼やかな美を引き立てる名わき役、アクセサリー(美のポイント;隋代(581〜618年)はかなく散った可憐で美しい小公女 ほか)
第3章 髻鬟―宮殿から街角まで、時代を彩るヘアスタイル(美のポイント;隋・唐王朝から五代十国時代(581〜960年)オーソドックスな女性のヘアスタイル)
第4章 粉黛―変幻自在、自分らしさを演出するメイクテクニック(唐王朝時代(618〜907年)メーキャップのステップ;隋・唐王朝から五代十国時代(581〜960年)オーソドックスな女性のメイク)
特別篇(皇族の婚礼衣装―華麗なるロイヤルウエディングの世界)
漢服のルーツのひとつ、唐代の女性のファッションがわかる一冊
7世紀から10世紀初めまで、中国だけでなく周辺諸地域まで影響を及ぼす世界帝国として繁栄した唐。西域からはササン朝ペルシア、ビザンツ帝国やイスラーム世界とのつながりもあり、ソグド商人が活躍し、朝鮮や日本からも使節や留学生が訪れ、都の長安は国際都市として発展しました。北朝文化と南朝文化が融合し、国際性のある様々な文化が花開きました。特に唐詩は、李白・杜甫・白居易などのすぐれた詩人が多く出ました。
女性のファッションも唐の文化のひとつで、白居易をはじめとする詩人たちによっても様々に詠われました。中国語でファッションを意味する「粧束」という言葉は、唐代の小説『遊仙窟』からきています。本書では、唐王朝の華やかな服装ファッションを発掘調査で見つかった唐代の遺物をもとに、今に伝わる史料や出土した古書遺物の記述と照らし合わせて再現したものです。
唐代の女性のファッショントレンドは、世相を色濃く反映していて、当時の社会や文化の雰囲気と同様に変化していきました。本書では、6世紀末の隋代から10世紀半ばの五代十国時代までを扱い、唐代は高祖から高宗までの時代である初唐、則天武后の時代、玄宗の時代から安史の乱までの盛唐、文宗までの中唐、武宗から最後の哀帝までの晩唐という、5つの時代に分けて紹介します。第一章の綺羅では装束、第二章の琳瑯ではアクセサリー、第三章の髻鬟ではヘアメイク、第四章の粉黛では化粧について解説し、1冊で唐代女性がどんな服やアクセサリーを身に着け、ヘアメイクを楽しんでいたのかがわかります。また、日本の正倉院の文物も多く掲載され、奈良時代の服装への影響を知ることができます。各章では、紅払妓・上官婉児・楊貴妃・聶隠娘・同昌公主など、唐代を生きた女性を取り上げ、彼女たちのエピソードをもとに美しいイラストを添えて紹介しています。
中国の歴史や時代劇やアニメ、小説が好きな方はもちろん、現代の漢服が好きな方、歴史が好きな方、イラストを描かれる方など、広く楽しめる1冊です。
〈著〉左丘萌
フリーライター。四川省成都市に在住。情緒ある歴史エピソードを作品化することを目指し、執筆中。古代中国の服飾研究にたずさわり、長年にわたり絹切れや木簡片などの遺物とともに過ごす。著書に『到長安去、漢朝簡牘故事集』がある。
〈イラスト〉末春
イラストレーター兼陶芸職人。浙江省杭州市と江西省景徳鎮市の2拠点で、画業のかたわら陶芸の彩色アートを手がける。カメラ撮影と日常をつづるSNSブログが趣味で、イラスト集『瀘上花』を近日出版。