インカ帝国

歴史と構造
中公選書　１４９

中央公論新社
渡部森哉　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2024年05月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784121101501

内容情報

[BOOKデータベースより]

一五世紀にアンデス山脈の山間部から台頭した巨大な政治組織を、現在われわれはインカ帝国と呼んでいる。その領域は南北四〇〇〇キロに及び、およそ八〇もの民族集団を統治した。本書では当時の人々のさまざまな活動の実態を明らかにし、個別的な分析を積み重ねながらインカ帝国の全体像を生き生きと再現する。ひいては、文字を持たなかったアンデス文明を普遍的な人類史的視野のもとに位置づけることを目指す独創的な試みである。

第１章　結ぶ、書く、解く
第２章　パチャ―時空間
第３章　歩く、運ぶ
第４章　作る―物質と儀礼
第５章　治める、継ぐ
第６章　分ける、合わせる
第７章　戦う

[日販商品データベースより]

古代アンデス文明の最終期、一五世紀に台頭した巨大な政治組織を、現在われわれはインカ帝国と呼んでいる。その領域は南北四〇〇〇キロに及び、およそ八〇もの民族集団を統治した。本書では当時の人々が使用した言葉と具体的なモノに着目し、個別的な分析を積み重ねながらインカ帝国の全体像を生き生きと再現する。ひいては、文字を持たなかったアンデス文明を普遍的な人類史的視野のもとに位置づけることを目指す野心的な試みである。