[BOOKデータベースより]
払い下げ、遺構の破壊・改変、顕彰・保存。いわゆる「廃城令」の存廃決定で揺れ動く各地域の城郭の実態を分析し、時代相を浮き彫りにする。名古屋城・安土城・姫路城・熊本城をはじめ、古代山城・中世城郭・要塞等にも言及。
総論 近代における城郭の軍事性
第1部 近世から近代への転換(近世城郭の近現代史―その継承と断絶について;城郭と観光)
第2部 近代における地域の実情(近代における旧仙台藩の支城群に対する認識変化;名古屋城と近代―御深井丸と乃木倉庫を中心に;大垣城天守の近代;公園化以前の和歌山城―陸軍による管理と旧紀州藩士族の動向;近世城郭の史蹟指定と地域社会―姫路城を事例に;昭和初期における「姫路城三ノ丸城址復旧計画」と大手門の復興;軍用地としての熊本城と都市の近代化)
第三部 古代・中世・織豊期城郭の近代と要塞(古代城郭研究の黎明期;近代における旧尾張国の中世城館―その変容を中心として;安土城の近代;日本の近代要塞―東京湾要塞を例に)
陸軍省や大蔵省への管轄変更、払い下げ、遺構の破壊・改変、顕彰活動など、いわゆる「廃城令」の存廃決定で揺れ動く各地域の城郭の実態を分析し、時代相を浮き彫りにする。
私たちが目にする城郭は、いかにして現在のかたちになったのか?
名古屋城・安土城・姫路城・熊本城をはじめ、古代山城・中世城郭・要塞等の近代特有の論点にも言及。
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