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[BOOKデータベースより]
韓国・北朝鮮の国際連合同時加盟(1990年)、そして両国の「特殊関係」を規定した南北基本合意書の採択(1991年)により本格化した、朝鮮半島の「脱冷戦」。しかし、それはソ連・中国・東欧との修交に成功した韓国と、米国・日本との不和のままに取り残された北朝鮮の不均衡、つまり「非対称な脱冷戦」であった。このことが、危機克服を核武装に頼る北朝鮮の安保政策を生み、さらに北朝鮮の体制自体を憂慮の対象とする周辺諸国の安保政策を生む、ジレンマを育てて来た。30年を超える葛藤は、今あらためて新次元の緊張関係に達しつつある。「平和の波」はもはや潰えたのか?本書は、韓国大手紙『ハンギョレ』のベテラン記者であり、また南北関係研究者でもある著者が、南北関係をめぐる諸事件を振り返った「実録」である。相互不信と敵対のなかで、それでも繰り返された安定・平和の試みと、偶然と故意が入り混じったその破産を丹念に追い、東北アジアの「脱冷戦」状況を活写しながら、絶望の果ての平和を構想する。
1 非対称な脱冷戦と一民族二国家の始まり(一九九〇年〜一九九七年)(韓ソ修交と消えた核の傘;南北国連同時・分離加入;ひとつとふたつのあいだの悲喜劇―南北基本合意書1 ほか)
[日販商品データベースより]2 平和の狭すぎる回廊にて(一九九八年〜二〇〇七年)(金大中、「苦難の行軍」をする北に手を差し伸べる;金剛山観光、ある失郷民の故郷への思い;「金正日がどんな人物なのか調べていらっしゃい」 ほか)
3 一〇年の冬と二年の春(二〇〇八〜二〇二〇年)(李明博政権の対北朝鮮強硬政策と北朝鮮崩壊論;金剛山観光一〇年と立ち止まる未来;金正日の死、関係回復の機会を一蹴した韓国 ほか)
韓国・北朝鮮の国際連合同時加盟(1990年)、そして両国の「特殊関係」を規定した南北基本合意書の採択(1991年)により本格化した、朝鮮半島の「脱冷戦」。しかし、それはソ連・中国・東欧との修交に成功した韓国と、米国・日本との不和のままに取り残された北朝鮮の不均衡、つまり「非対称な脱冷戦」であった。このことが、危機克服を核武装に頼る北朝鮮の安保政策を生み、さらに北朝鮮の体制自体を憂慮の対象とする周辺諸国の安保政策を生む、ジレンマを育てて来た。30年を超える葛藤は、今あらためて新次元の緊張関係に達しつつある。「平和の波」はもはや潰えたのか?
本書は、韓国大手紙『ハンギョレ』のベテラン記者であり、また南北関係研究者でもある著者が、南北関係をめぐる諸事件を振り返った「実録」である。相互不信と敵対のなかで、それでも繰り返された安定・平和の試みと、偶然と故意が入り混じったその破産を丹念に追い、東北アジアの「脱冷戦」状況を活写しながら、絶望の果ての平和を構想する。