- 第二のオスマン帝国
-
近世政治進化論
山川出版社(千代田区)
バーキー・テズジャン 前田弘毅 佐々木紳- 価格
- 8,800円(本体8,000円+税)
- 発行年月
- 2024年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784634672567
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[BOOKデータベースより]
1622年5月、若きスルタン、イェニチェリの反乱により死す―変容する政治・経済・社会のもと、オスマン帝国はいかにして歴史の第二ラウンドを迎えたのか?衰退史観を乗り越え、「第二帝国」始動のメカニズムを鮮やかに論じた問題作。
序論 近世オスマン政治史
[日販商品データベースより]第1章 単一市場、単一通貨、単一の法―市場社会と万民法の形成
第2章 王位継承問題―法的監督のもとにおかれた王家
第3章 宮廷の逆襲―オスマン帝国における絶対主義の形成
第4章 二人目のオスマンによる新帝国建設―オスマン2世の時代(1618〜22年)
第5章 絶対王政の転覆―弑逆
第6章 顕現する第二帝国―イェニチェリの時代
結論 オスマン帝国の衰退と近世
オスマン帝国史研究の新視点を切り開いた、トルコの気鋭の歴史家バーキー・テズジャン(Baki Tezcan)によるThe Second Ottoman Empire: Political and Social Transformation in the Early Modern World(ケンブリッジ大学出版、2010年)の翻訳。
アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸を支配したオスマン帝国――、その存在は周知のことだろう。しかしながら、本書に冠された「第二の(Second)」とは一体何をさすのだろうか? 16世紀後半〜17世紀前半、オスマン帝国は国制の大変革を経て、「第二帝国」(Second Empire)とも呼びうる姿へ変貌を遂げた。従来のオスマン史では、16世紀のスレイマン1世の時代が「黄金期」であり、その後は長期的な衰退の道を辿った…とされてきた。しかし、こうした衰退史観に対して、本書は丹念に史料を読み込み、とくに1622年のオスマン2世(位1618〜22)の廃位と弑逆に注目しながら、帝国の変容過程を詳細に論じる。
帝国史上、始祖オスマンの名前をはじめてつけられた「第二のオスマン」、すなわちオスマン2世は、イェニチェリ軍団の反乱により若くして命を落とした。その背景には何があったのだろうか? 近世オスマン帝国の政治進化の姿――「市民」化するイェニチェリ、市場経済の発展とウラマーによる制限君主制の試み、民主化の胎動――、こうした社会経済的背景や政治的要因を、同時代の世界の動きにも目を配りつつ、解き明かしていく。
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〈目次〉
序 論 近世オスマン政治史
第1章 単一市場、単一通貨、単一の法――市場社会と万民法の形成
第2章 王位継承問題――法的監督のもとにおかれた王家
第3章 宮廷の逆襲――オスマン帝国における絶対主義の形成
第4章 二人目のオスマンによる新帝国形成――オスマン2世の時代(1618〜22年)
第5章 絶対王政の転覆――弑逆
第6章 顕現する第二帝国――イェニチェリの時代
結 論 オスマン帝国の衰退と近世
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〈著者〉バーキー・テズジャン/カリフォルニア大学デイヴィス校 教授
〈訳者〉前田弘毅/東京都立大学教授、佐々木紳/成蹊大学教授