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[BOOKデータベースより]
日本による植民地支配下の朝鮮で、日本から持ち込まれた西洋音楽文化が広まったプロセスを、日本人の音楽家や教員の具体的な活動を資料からたどることで明らかにする。朝鮮近代史・音楽史・教育史の視点を交差させて、日韓の近代音楽史の新たな側面を照らし出す。
序章 日韓近代西洋音楽受容史の研究動向
第1章 西洋音楽の受容過程
第2章 在朝鮮日本人音楽家と東京音楽学校―『近代日本音楽年鑑』と『東京音楽学校一覧』の分析を中心に
第3章 音楽教育政策と音楽教育関連教科書
第4章 唱歌・音楽教育の実態
第5章 師範学校音楽教員の活動
第6章 日本人音楽家による音楽会の実態
第7章 総力戦体制下の朝鮮と音楽の役割―組織の一元化と在朝鮮日本人音楽家の活動
終章 日本人音楽家の朝鮮活動がもたらした日韓西洋音楽受容史の再構築
植民地支配下の朝鮮で日本から持ち込まれた西洋音楽文化が広まったプロセスを、日本人の教員や音楽家の具体的な活動を資料からたどることで明らかにする。朝鮮近代史・音楽史・教育史の視点を交差させて、日韓の近代音楽史の新たな側面を明らかにする労作。