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[BOOKデータベースより]
メディアはどのように野球を捉え、描き、野球の魅力に迫ってきたのか。雑誌やテレビ中継、実況、ゲーム、漫画、SNSなどを取り上げて、「野球を観る」という経験の豊かさを明らかにする。
序章 「野球観ようぜ」
第1章 雑誌で野球選手はどのように表されたのか―雑誌「野球界」の写真とイラストを中心に
第2章 野球中継でのカメラアングルの変遷とその影響
第3章 野球中継の言語分析―実況、解説、一般視聴者のピッチングフォーム批評からみえるもの
第4章 野球のデジタルゲームの展開と構造
第5章 野球漫画のなかの他メディアと実在選手―『巨人の星』と『ドカベン プロ野球編』を中心に
第6章 メディアによって展開される「野球」
野球ファンの多くは、テレビや配信、テキスト速報、SNSでプレーを共有しながら楽しみ、勝敗に一喜一憂する。実際にプレーする人や現地観戦する人もいるが、ほとんどのファンはメディアを通して野球を見ている。では、メディアはどのようにして野球を捉え、描き、野球そのものに迫ってきたのか。
写真やイラストを多用して野球を見る視点を生み出した雑誌、カメラアングルや実況で野球の見せ方に大きく影響したテレビ中継、選手を操作するゲーム、実在の選手をも物語に登場させる漫画……。
選手のキャラクター化、スローモーションなどの技術による「動き」への着目、メディア間の相互関係などの論点を整理しながら、メディアを通してしか見られない野球の魅力や豊かさを描き出す。スポーツを捉えようとするメディアの試行錯誤や多様性、ダイナミズムに迫る野球視覚文化論。
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