- 在庫状況:予約受付中です 2024年05月10日発売予定
- #生涯子供なし
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- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2024年05月10日
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784296118632
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[日販商品データベースより]
《「#生涯子供なし」…なぜ日本は無子化・少子化のトップランナーとなったのか。SNS上で大きな反響を呼んだ特報を起点にその背景へ迫る。》
〇「生涯子供なし、日本突出 50歳の女性の27%」
経済協力開発機構(OECD)が発表したデータベースによれば、1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を比べると、日本は27%と先進国で最も高い。このことを報道した日本経済新聞の記事はSNS上で大きな反響を呼び、ハッシュタグ「#生涯無子」「#生涯子供なし」を添えてさまざまな声があふれ出した。この記事を起点に、日本で急速に進む未曽有の「無子化」「少子化」について多角的な視点から向き合う。
〇本書では、あまり知られていない足下の現実をわかりやすく提示するとともに、こうした状況が到来した複雑な社会背景、女性と子どもをとりまく歴史的経緯、さらに海外での「独身税」をはじめとした最新の議論などにも触れ、私たちが今後どのような社会を構築していくべきかを検討していく。
〇本書の特筆すべき点のひとつとして、「無子化」「少子化」を語る際にとりこぼされがちな個々人の視点を丁寧に汲み取ることも試みていることが挙げられる。
「マクロの数値から無子化の全体像をつかもうとすると、それだけでは語れない個々人の人生が思い浮かぶ。個々人の人生を追いかければ、その多様性故に全体像を語ることの意味について考え込んでしまう。」(「はじめに」より)
無子化を「問題」として扱うことも慎重に問い直しながら、「問題」として取り組むことをしなければ、子供を持たない人の増加の背景にある社会的な構造を見落とす可能性があると筆者は警鐘を鳴らす。
―日本の「無子化」は突出している。それはなぜ?
この先、日本は、女性の3〜4割、男性の4〜5割程度が生涯にわたって子供を持たない国になると推計されている。その時、日本社会はどうなるのか。人々の生活はどう変わるのだろうか。独自の視点で検討を試み、従来の類書とは立場を異にする。子供の有無にかかわらず、現代の少子化問題に疑問を持つ方々に読んでいただきたい1冊。