- ローカリティのダイナミズム
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連動するアメリカ作家・表現者たち
中央大学人文科学研究所研究叢書 81
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2024年03月
- 判型
- A5変
- ISBN
- 9784805753644
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連動するアメリカ作家・表現者たち
中央大学人文科学研究所研究叢書 81
[BOOKデータベースより]
第1章 “From Jefferson to the World”―フォークナーの『町』と『館』と「人民資本主義」(「人民資本主義」;一九五五年のフォークナー ほか)
[日販商品データベースより]第2章 『プラウド・ヴァレー』と人種を超えた連帯の夢―ポール・ロブスンとウェールズ労働運動(コミンテルンと黒人解放運動;ロブスンとソヴィエト連邦 ほか)
第3章 ケージとサークル―ショパン、ウェルティ、そしてリージョナル文学(ケージからの脱出―「解放―人生の寓話」;ナサザン・レディからニュー・ウーマンヘ『目覚め』 ほか)
第4章 「国民文化」創造の分岐点―「若きアメリカ」の系譜とヘミングウェイ、そしてトゥーマー(アメリカの「国民的」な文学創造へのヘミングウェイ、トゥーマーの参入;多文化的理想に基づくアメリカ文学創出の動きと、ヘミングウェイの離反 ほか)
第5章 鳥と鯨―ディキンスン、ジュエット、メルヴィルにおける動物表象(人間化をめぐって;視覚の作用)
文学・文化研究において、ローカルな地域は単なる背景の装置にとどまらない。グローバリゼーションや移動といった現在の事象のなかで、それらと連動するものとしてローカリティの概念を新たに見直すことには重要な意味がある。本書が取り上げるのは、アメリカの作家たち(ディキンスン、ジュエット、メルヴィル、ヘミングウェイ、トゥーマー、ショパン、ウェルティ、フォークナーなど)と俳優(ロブスン)だ。こうした作家・表現者たちは各々の作品のなかで、ローカリティに関する如何なる問題を提起しているか。本書は現代的なテーマ――ナショナリズム、エスニシティ、ジェンダー、政治、階級、自然など――に即して、その問題に検討を加える。