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[BOOKデータベースより]
この10年、四間飛車はどう戦って来たのか?対急戦、対居飛車穴熊、対ミレニアム、藤井システム、輝龍四間飛車、振り飛車ミレニアム、四間飛車党必見、珠玉の62局収録。
第1章 対急戦
[日販商品データベースより]第2章 対居飛車穴熊
第3章 藤井システム
第4章 対居飛車ミレニアム
第5章 耀龍四間飛車、振り飛車ミレニアム
第6章 その他の戦型
四間飛車はこの10年で大きく変化しました。
四間飛車美濃囲いVS居飛車穴熊という形が長い間指されてきて、閉塞感のある状況が続いておりました。しかし、耀龍四間飛車、振り飛車ミレニアムといった新しい指し方が現れ、また美濃囲いの形においても端の位を取った銀冠の指し方が洗練されてきたことで四間飛車側が盛り返してきたのです。
この状況に居飛車側も変化します。まず、居飛車穴熊が端を受けるようになりました。また、居飛車穴熊への絶対の信頼が薄らいだことにより、急戦やミレニアムなどが見直されることとなりました。特に急戦においてはエルモ囲い急戦や金無双急戦といったこれまでにない形も生まれています。
現在は四間飛車側、居飛車側双方が工夫を凝らして戦っている状況で、かつての閉塞状況に比べると四間飛車は指していて楽しい戦法になっています。
とはいえ、居飛車穴熊対策だけを考えていた頃に比べて戦法が多様化したことで覚えなくてはいけないことが増えたのも事実。急戦やミレニアムなど、正しく対応しなければあっという間に作戦負けになってしまいます。
そこで本書の登場です。
本書はここ10年のキーになった四間飛車の将棋を62局解説付きで収録しています。
本書を通読していただくことで、四間飛車の各戦型における流れと現在のトレンド、駒組みや仕掛けの知識などが一通りに身につくようになっています。
四間飛車のスペシャリストたちが残してくれた名局を堪能しつつ、日々の将棋に生かしていただければ幸いです。