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[日販商品データベースより]
特集:メフィスト賞を探検せよ!
編集者が選ぶ賞金なし!の「日本で一番尖った賞」(by講談社)メフィスト賞が第ゼロ回受賞の『姑獲鳥の夏』から数えて三十年を迎える! というわけで、本の雑誌3月号はメフィスト賞祝三十年特集「メフィスト賞を探険せよ!」。メフィスト賞誕生秘話から、めった褒め座談会に、メフィスト賞のショウタイム「編集者座談会」の楽しみ、編集者宇山日出臣の伝説に斜線堂有紀の来世でメフィスト賞宣言、そして受賞全六十四作総解説リストまで、メフィスト賞づくし38ページの大特集。いざ、メフィスト賞を深掘り探険しよう!
新刊めったくたガイドは柿沼瑛子がカリン・スローター『暗闇のサラ』は生きるための戦いの物語だ!と断言すれば、石川美南は死者生者入り乱れる狂騒の島にダイブ! 大森望が間宮改衣の強烈なデビュー作『ここはすべての夜明けまえ』をくらえ!と激推しすれば、酒井貞道は「音楽とは何か」を問う逸木裕『四十奏』をイチオシ! 松井ゆかりが綾崎隼『この銀盤を君と跳ぶ』の天才を支えた人々に拍手を送れば、東えりかはボクシングから駅伝まで冬のスポーツ三昧! そして帰ってきた「北上次郎ならこれ推すね」は活劇とギャンブルの冒険大作から幼い娘と森に暮らす男の物語まで、北上次郎が推しそうな四冊を紹介。さあ、北上印ぐりぐり本を読んで、あなたも北上チルドレンの仲間入りしよう!
そして今月は黒い昼食会が年末年始の間違いに注意を喚起すれば、大槻ケンヂは懐かしの「BSマンガ夜話」に「おしえて!ギャル子ちゃん」を!と提言。堀井憲一郎が源氏物語の現代語訳4つをゆるーく読み比べれば内澤旬子は根っこ無限。岡崎武志が某古本屋で買い取りウォッチングをすれば、古本屋台は待望の単行本第二弾『古本屋台2』が2月下旬に刊行!北村薫が「この広い空のどこかに」と振れば、日下三蔵が「カラーボックスが多すぎる」と応える。本の雑誌3月号を読んで春を待とう!