画工の近代

植物・動物・考古を描く

東京大学出版会
藏田愛子　

• 価格: 9,680円（本体8,800円＋税）
• 発行年月: 2024年01月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784130860680

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　画工の居た場所（描き手の官庁出仕；明治期前半頃の博物館活動；動物剥製法における動物写生図の役割；東京大学の画工）
第２部　植物学における図示（小石川植物園の画工―渡部鍬太郎；植物知識の普及―西野猪久馬）
第３部　画工がつくる学問のイメージ（考古学と模様集―大野雲外；明治四十年における「日本の太古」）

[日販商品データベースより]

近代日本の大学や博物館に雇用され、動植物、考古等の学術標本を描いた画工。彼らの制作の実態は明らかにされてこなかった。本書は、学問の発展に寄与し、雑誌や図鑑の挿図を通して社会への知識普及にも貢献した、画工の幅広い活動の意義を考察する。