統治理念と暴力

独立インドネシアの国家と社会

東京大学出版会
今村祥子　

• 価格: 8,140円（本体7,400円＋税）
• 発行年月: 2024年01月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784130362887

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　無法の暴力が支える調和
第２章　パンチャシラ―変動する体制、変わらない国家原則
第３章　九・三〇事件
第４章　タンジュンプリオク事件
第５章　「謎の銃殺」事件
第６章　一九九八年五月暴動―体制崩壊と残された分断
終章　統治理念と暴力

[日販商品データベースより]

1998年から始まる民主化以降もなお残るインドネシアの非自由主義的な性質の解明に向け、スハルト体制が強固に作り上げた統治理念（「パンチャシラ」（＝5つの国家原理））を明らかにし、一貫して窺える暴力の実態に迫る。未解明とされる過去の惨事の詳細な分析を通じて、現在のインドネシア政治との連続性を浮き彫りにする。