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[BOOKデータベースより]
京都からホホホ座座長(元ガケ書房店主)が紡ぐ、見た記録、考えた詩、書いた散文。特別冊子「山下賢二のこと」付き。寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃。
朝が過去形でやってくる
[日販商品データベースより]帰る場所がないということ
若い凧
入ってる君
行けばわかるし
これは反省文ではない
先輩たちの足どり
この詩は谷川俊太郎が書きました
横柄な横着
爆発後のルール
ほっこりという盲目
いつかのいつもの朝
むかしの一日から「1993年11月23日(水)」
見てただけ
夢を削っていく
泣いているきみを見たい
ここではないどこかはもうない
自炊行為
今日
やましたくんはしゃべらない・詳細編〔ほか〕
京都からホホホ座座長(元ガケ書房店主)が紡ぐ、
見た記憶、考えた詩、書いた散文。
2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。
特別冊子「山下賢二のこと」付き(紙の書籍のみ)
寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃
本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より)