- ソング&セルフ
-
音楽と演奏をめぐって歌手が考えていること
アルテスパブリッシング 松沢書店
イアン・ボストリッジ 岡本時子- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2024年01月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784865592887
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【2021年03月発売】
[BOOKデータベースより]
ジェンダー、人種、死…歌と自己が混じりあい、音楽は啓示となる。英国を代表するテノール歌手が、30年にわたる演奏経験をもとに綴るアイデンティティをめぐる省察。音楽の「隠された歴史」にせまる!
1 ゆらぐアイデンティティ―演奏におけるジェンダー
[日販商品データベースより]2 隠された歴史の物語―ラヴェルの『マダガスカル島民の歌』における腹話術的アイデンティティ
3 「これらのかけらはわたしの遺骸に」―死をめぐる瞑想
ジェンダー、人種、死……
歌と自己が混じりあい、音楽は啓示となる。
英国を代表する世界的テノール歌手が
音楽の「隠された歴史」にせまる!
「自分はこれらの曲を演奏すべきなのだろうか?
自分にははたしてそんなことをする権利があるのだろうか?
自分自身のアイデンティティは、
ことばや音楽になって提供されている数多くのアイデンティティに
どのようにつながっていくものなのだろう?
また作曲家や詩人のアイデンティティにどうつながるのだろう?」
(本書第2章より)
歌をうたうとき、歌い手の自己はどのように変容するのか──。
「音楽の解釈者のなかでももっとも才能ある文筆家」(アルフレート・ブレンデル)と評される英国随一のテノール歌手イアン・ボストリッジが、「ダフ・クーパー賞」(すぐれたノンフィクション作品にあたえられる英国の権威ある文学賞)を受賞した前作『シューベルトの「冬の旅」』(小社刊)に続いて世に問う音楽論。
ジェンダー、人種、死をめぐり、モンテヴェルディ、シューベルト、シューマン、ラヴェル、ブリテンなどの作品を考察し、音楽の「隠された歴史」にせまる!
◎本書に登場する音楽作品
モンテヴェルディ『タンクレディとクロリンダの戦い』
シューベルト『冬の旅』
シューマン『女の愛と生涯』
ラヴェル『マダガスカル島民の歌』
ブリテン『カーリュー・リヴァー』『戦争レクイエム』『ヴェネツィアに死す』ほか