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- 雨日和
-
1946ー1959
韓国文学の源流 短編選 4
- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784863856073
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[BOOKデータベースより]
同じ民族が争うことになった朝鮮民族の分断と混乱の続く困難な時代―1950年代―を文学はいかに生き抜いたか。植民地から解放されても朝鮮戦争の戦後、完全に南北に分断され交流を絶された人々の苦悩は続く。
[日販商品データベースより]植民地から解放されても朝鮮戦争の戦後、
完全に南北に分断され交流を絶たれた人々の苦悩は続く
「解放」後の混乱期に肩書をなくした高学歴の青年がとしての運命を予感「道程」。満洲からソウルに辿り着いた母と息子の、部屋さえ得られない苦難の日々「星を数える」。ひとところにとどまらず回遊していく男と、定住したまま動こうとしない女の相克「駅馬」。釜山に避難した貧しい兄妹のおぼつかない日々。ある日、二人は行方知れずになった「雨日和」。前線で戦っていた兵士が突然拘束され、転向を拒否したために辿る悲惨な運命「猶予」。南の島に幽閉された二人の捕虜。自死した仲間の家を訪ねた男を息子と思い最期を迎える母「ヨハネ詩集」。戦争時に夫を、戦後息子を失った女は神も信じられず、早逝した息子の位牌も焼いてしまう「不信時代」。朝鮮戦争は終わったが、その後軍の監房に収監された兵士たちのドタバタ劇「明暗」。休戦後、世の中はがらりと変わり、戦争時の密告者が罪の意識に苛まれるようになる「すべての栄光は」。