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[BOOKデータベースより]
二十世紀前半、日本では近代漢学、東洋学や支那学、現代中国学など、中国をめぐる学術研究が盛行した。一方、同時代の中国では、従来の漢学・宋学・清代の考証学に加えて、自国の文化遺産を再評価しようとする国学が勃興し、周辺地域も視野にいれた東方学が芽生えた。しかし、当時の日中両国の中国研究は決して没交渉だったわけではなく、むしろ緊密な協働関係のもとに展開していった。例えば、京都大学の内藤湖南による『章実斎先生年譜』に刺激を受けた胡適が、同名の年譜を編んで内藤に贈ったことや、増田渉が上海で魯迅から『中国小説史略』の個人授業を受けた縁で、魯迅の丁寧な添削を経た同書の名訳を上梓できたことが挙げられる。本書では伝統的な経学・史学・文学と、敦煌学や甲骨学など新しい分野をめぐる日中間の学術交流と人的交流の重要な事例を網羅的に考察するとともに、約一二〇点の関連写真と史料で全体像を提示する。東アジアにおける中国学の近代的展開の諸相とその歴史的意味を考えるために必携の一冊。
第1部 近代における章学誠研究熱の形成とそのインパクト(十九世紀中国の知識人が見た章学誠とその言説―史論家・思想家への道;「欧西と神理相似たる」東洋の学問方法論の発見を求めて―内藤湖南における章氏顕彰と富永顕彰の並行性について;戴震と章学誠と胡適―乾嘉への接続と学術史の文脈;「章学誠の転換」と現代中国の史学の実践―胡適を中心に(節訳);余嘉錫の章学誠理解―継承と批判;内藤湖南・梁啓超の設身処地と章学誠の文徳について)
[日販商品データベースより]第2部 経史研究の新しい展開と日中人物往来(「東洋史」の二人の創始者―那珂通世と桑原隲藏;羅振玉・王国維往復書簡から見る早期甲骨学の形成―林泰輔の貢献に触れて;漢学者松崎鶴雄から見た湖南の経学大師―王〓運・王先謙・葉徳輝;皮錫瑞『経学歴史』をめぐる日中の人的交流とその思惑・評価;近代日本に於ける「春秋公羊伝」論;諸橋轍次と中国知識人たちの交流について;武内義雄と吉田鋭雄―重建懐徳堂講師の留学と西村天囚)
二十世紀前半、日本では近代漢学、東洋学や支那学、現代中国学など、中国をめぐる学術研究が盛行した。一方、同時代の中国では、従来の漢学・宋学・清代の考証学に加えて、自国の文化遺産を再評価しようとする国学が勃興し、周辺地域も視野にいれた東方学が芽生えた。
しかし、当時の日中両国の中国研究は決して没交渉だったわけではなく、むしろ緊密な協働関係のもとに展開していった。例えば、京都大学の内藤湖南による『章実斎先生年譜』に刺激を受けた胡適が、同名の年譜を編んで内藤に贈ったことや、増田渉が上海で魯迅から『中国小説史略』の個人授業を受けた縁で、魯迅の丁寧な添削を経た同書の名訳を上梓できたことが挙げられる。
本書では伝統的な経学・史学・文学と、敦煌学や甲骨学など新しい分野をめぐる日中間の学術交流と人的交流の重要な事例を網羅的に考察するとともに、約一二〇点の関連写真と史料で全体像を提示する。
東アジアにおける中国学の近代的展開の諸相とその歴史的意味を考えるために必携の一冊。