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世紀を越える神話創造
平凡社 稲垣直樹
点
ユゴー研究の第一人者による長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成。刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法やプロット設定、舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。
第1部 「神話」成立に向けて(時代背景―近代市民社会とその基本的特質;作者ユゴーの社会的ステータス;レアリスム時代の「神話」創造)第2部 「神話」としての『レ・ミゼラブル』(背景としてのシンクレティズムと『聖書』;「鏡」と「神のシナリオ」;世界の再生へ)第3部 世紀を越える「神話」、その再創造(日本におけるユゴーと『レ・ミゼラブル』;二十世紀の『レ・ミゼラブル』、そして…)結論 まとめ、総括―歴史の展望とユゴーの史観からの照射
ユゴー研究の第一人者による、長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法、失墜したナポレオンの運命を引き継ぐ形で主人公ジャン・ヴァルジャンの物語を紡ぎ19世紀という時代を再構築しようとしたユゴーの企図、また舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。【目次】 序論 第一部 「神話」成立に向けて 第一章 時代背景――近代市民社会とその基本的特質1 表象主体としての人間、「個別性の美」2 十九世紀と二十世紀の各パラダイム第二章 作者ユゴーの社会的ステータス1 「予言者」としての文学者2 メディア戦略の先駆者ユゴー、『レ・ミゼラブル』の位置づけ第三章 レアリスムの時代の「神話」創造1 レアリスム小説の方法論2 レアリスム小説の方法による「神話」創造 第二部 「神話」としての『レ・ミゼラブル』第一章 背景としてのシンクレティズムと『聖書』1 「神話」のプレリュード――一八一五年、ディーニュの町 2 ジャン・ヴァルジャンの使命3 鏡またはシンメトリーの深層支配 4 ユゴーの宗教思想と『レ・ミゼラブル』における「愛」の意味第二章 「鏡」と「神のシナリオ」1 「鏡」、シンメトリーのプロット構成2 フランス革命、現実と文学の相互干渉 3 怪物ハンから超人ジャン・ヴァルジャンへ 4 一八三二年六月の武装蜂起5 武装蜂起の意味するもの第三章 世界の再生へ1 「民衆」概念の光と影2 カーニヴァルと「革命の原風景」3 カーニヴァルと世界の再生第三部 世紀を越える「神話」、その再創造第一章 日本におけるユゴーと『レ・ミゼラブル』1 近代の「神話」としての『レ・ミゼラブル』の特殊性2 自由民権運動とユゴー3 『国民之友』の『レ・ミゼラブル』受容―文学と政治 4 黒岩涙香のベストセラー縮約『噫(ああ)無情』5 本質に迫る土井晩翠のユゴー受容6 戦後日本における『レ・ミゼラブル』 第二章 二十世紀の『レ・ミゼラブル』、そして……1 ミュージカルへの脚色と映画化作品2 第二次世界大戦後の映画化作品3 クロード・ルルーシュ監督『レ・ミゼラブル』(一九九五)結論(まとめ、総括――歴史の展望とユゴーの史観からの照射)あとがき
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[BOOKデータベースより]
ユゴー研究の第一人者による長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成。刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法やプロット設定、舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。
第1部 「神話」成立に向けて(時代背景―近代市民社会とその基本的特質;作者ユゴーの社会的ステータス;レアリスム時代の「神話」創造)
[日販商品データベースより]第2部 「神話」としての『レ・ミゼラブル』(背景としてのシンクレティズムと『聖書』;「鏡」と「神のシナリオ」;世界の再生へ)
第3部 世紀を越える「神話」、その再創造(日本におけるユゴーと『レ・ミゼラブル』;二十世紀の『レ・ミゼラブル』、そして…)
結論 まとめ、総括―歴史の展望とユゴーの史観からの照射
ユゴー研究の第一人者による、長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成
刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法、失墜したナポレオンの運命を引き継ぐ形で主人公ジャン・ヴァルジャンの物語を紡ぎ19世紀という時代を再構築しようとしたユゴーの企図、また舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。
【目次】
序論
第一部 「神話」成立に向けて
第一章 時代背景――近代市民社会とその基本的特質
1 表象主体としての人間、「個別性の美」
2 十九世紀と二十世紀の各パラダイム
第二章 作者ユゴーの社会的ステータス
1 「予言者」としての文学者
2 メディア戦略の先駆者ユゴー、『レ・ミゼラブル』の位置づけ
第三章 レアリスムの時代の「神話」創造
1 レアリスム小説の方法論
2 レアリスム小説の方法による「神話」創造
第二部 「神話」としての『レ・ミゼラブル』
第一章 背景としてのシンクレティズムと『聖書』
1 「神話」のプレリュード――一八一五年、ディーニュの町
2 ジャン・ヴァルジャンの使命
3 鏡またはシンメトリーの深層支配
4 ユゴーの宗教思想と『レ・ミゼラブル』における「愛」の意味
第二章 「鏡」と「神のシナリオ」
1 「鏡」、シンメトリーのプロット構成
2 フランス革命、現実と文学の相互干渉
3 怪物ハンから超人ジャン・ヴァルジャンへ
4 一八三二年六月の武装蜂起
5 武装蜂起の意味するもの
第三章 世界の再生へ
1 「民衆」概念の光と影
2 カーニヴァルと「革命の原風景」
3 カーニヴァルと世界の再生
第三部 世紀を越える「神話」、その再創造
第一章 日本におけるユゴーと『レ・ミゼラブル』
1 近代の「神話」としての『レ・ミゼラブル』の特殊性
2 自由民権運動とユゴー
3 『国民之友』の『レ・ミゼラブル』受容―文学と政治
4 黒岩涙香のベストセラー縮約『噫(ああ)無情』
5 本質に迫る土井晩翠のユゴー受容
6 戦後日本における『レ・ミゼラブル』
第二章 二十世紀の『レ・ミゼラブル』、そして……
1 ミュージカルへの脚色と映画化作品
2 第二次世界大戦後の映画化作品
3 クロード・ルルーシュ監督『レ・ミゼラブル』(一九九五)
結論(まとめ、総括――歴史の展望とユゴーの史観からの照射)
あとがき