[BOOKデータベースより]
まいにち、まいにち、すこしずつ、みんなでなおしたみんなのいえ。
[日販商品データベースより]みんなに忘れられ荒れ果てた家に、旅人たちがやってきて、一緒に暮らしはじめます。木を切って屋根をなおし、畑をたがやし、井戸をほり、壁をなおし、椅子を作り…、世界でひとつの「みんなのいえ」を作りあげます。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- らぶいーず はじめてのであい
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2024年06月発売】
- しーっ 新装版
-
価格:880円(本体800円+税)
【2023年07月発売】
- おふろおじゃまします
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2023年05月発売】
- うさまるマート おいしいやさいのベジまるズ
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2024年12月発売】
- ポレポレやまのぼり
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2011年12月発売】
冬のある日。まちのはずれにある、みんなに忘れられた誰も住んでいない家に、一人の旅人がやってきて、その扉をあけます。真っ暗な部屋の天井は今にもくずれ落ちそうで、屋根にも壁にも大きな穴がたくさんあいていました。「いえというのは すこしは きれいでないと」旅人は家じゅうをなおしながら、この家で暮らすことに決めます。春になり、新しい旅人たちがやってくると、彼らもまた畑を耕し、レンガをつくり、はたらきながら暮らすことになりました。夏に新しい旅人たちがくると、部屋の中に窓をつくり、家の裏に井戸を掘り、秋にやってきた旅人たちとは、おふろをつくり、小麦粉をひき。10人の旅人たちが暮らす家は、少しずつ明るく快適になっていきます。食卓にはみんなの座る椅子が並べられ、やぶけたズボンをなおし、畑でとれた野菜や小麦粉で料理をすると、さあ「みんなのいえ」のパーティです! たしろちさとさんの絵本デビュー作として2001年に発表されたこの作品。新たに描き下ろされた絵も加わり、二十数年の時を経て、単行本として発売となりました。そこに暮らす一人一人が工夫を凝らし、まわりの自然を生活に取り入れ、遊び心やアイデアがつみかさなっていき、毎日少しずつ変化していく「みんなのいえ」。こんな風に暮らしながら家が出来上がっていくなんて、理想的! まさに世界にひとつだけの家。また次の年になったら。新しい家族が増えたら。あるいは、もし自分がこの家に住むとしたら。このお話には終わりがありません。「みんなのいえ」の想像はふくらんでいくばかりですね。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
ぼろぼろの空き家がどんどん息をふきかえしていく様子をわくわくしながら読み進めました。読み終わるころには、心がほっこりあたたまるような、幸せな気持ちになります。今の家はいろいろ便利にできていますが、あらためて、家について考えさせられました。そしてなんといっても、細かいところまで見どころいっぱいの絵が魅力的でした。(あんじゅじゅさん 50代・高知県 )
【情報提供・絵本ナビ】