- ベケットのことば
-
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2023年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784896427141
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- スペイン学 第21号
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2019年03月発売】
- スペイン学 第20号
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2018年05月発売】
[BOOKデータベースより]
「わからない」―それはときには抱えきれない感覚ではある。けれどもベケットはその感覚とともにあり続けるために、最後まで分けつづける行為を選んだ。「なんといえば」と問い、ことばを探し続けた。(本書「序」より)
第1部 小説のことば(ベケットの小説から消えた手足;無をめぐる言葉―『名づけえぬもの』における“わたし”の不在について;内なる自己の「真実」―『名づけられないもの』と鈴木大拙における宗教的体験)
第2部 越境することば(『あのとき』における視覚と聴覚のモンタージュ―ベケットとエイゼンシュテイン;霊媒化する身体―映画『ドライブ・マイ・カー』と『オハイオ即興曲』における言葉の起源をめぐって;テレビにおける幻視、動き出す絵画的イメージ―『夜と夢』論;『なに どこ』をとおしてみる作家の苦悩―舞台版からテレビ版へ)
第3部 響き合うことば(「失敗」の美学―ベケットとデュテュイ;ベケットのダンテ的意匠―『人べらし役』の建築術について;マラルメの影)