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- 功利主義
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日経BP 日経BPマーケティング
ジョン・スチュアート・ミル 中山元- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2023年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784296001729
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日経BP
日経BPマーケティング
ジョン・スチュアート・ミル 中山元
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[BOOKデータベースより]
ベンサムの快・苦痛の快楽計算を超えて、道徳性の原理を提示した19世紀英国を代表する哲学者の代表作。付録にベンサム論を収録。
第1章 概論
[日販商品データベースより]第2章 功利主義とは何か
第3章 功利の原理の最終的な強制力について
第4章 功利の原理はどのように証明できるか
第5章 正義と功利の関係について
付録 ベンサム論
日経BPクラシックス28タイトル目は、豚とソクラテスを対比した名言で知られるジョン・スチュアート・ミル『功利主義』の新訳。
以下、中山元さんによる訳者あとがき「ミル『功利主義』の果たした役割」から。
本書に掲載した『功利主義』の論文は、一八六一年に『フレーザーズ・マガジン』誌に分載されて、一八六三年に著作として発表されたものである。この論文はベンサムの思想を功利主義という観点から巧みに要約したものであり、ベンサムの著作では明確に語られていなかったところまで掘り下げて検討し、部分的にはベンサムの功利主義の思想を補足して、その欠点を是正することを試みたものである。
この論文がベンサムの思想に加えた「補足」と修正は、大きく分けて三つに集約することができるだろう。まずベンサムの思想において示された快楽計算の要素を薄めて、快楽よりも幸福に重点を置いたことである。ベンサムは功利の原理について、「人間が苦痛と快という二人の主人によって支配されていること」と説明している。人間のすべての行動は、苦痛を回避し、快楽を求めるという原理によって支配されており、こうした原理によって説明できると考えていた。そしてすべての法は、この原理に適うように定める必要があり、そのためには法によって影響をうけるすべての人々の快の合計と苦痛の合計を計算して、それが差し引きでプラスになるようにすべきだと考えたのである。