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[BOOKデータベースより]
日本に必要な反転攻勢の国家戦略はこれだ!自ら世界の繁栄と平和の秩序をつくる「ピースメーカー」という王道こそ日本の進むべき道。
第1部 反転攻勢の経済戦略―イノベーションが市場資本主義を支え、民主主義を強化する(国家戦略としてのイノベーション;イノベーションは民主主義にも連動;これからの経済政策の柱としてのイノベーション投資;国民に職場を創造するイノベーション投資を;「国家戦略省」の下に「イノベーション庁」と「国立科学技術研究所」の設置 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 反転攻勢の世界戦略―「ピースメーカー」という王道(日米同盟のキーワード―対日防衛コミットメント;「パックス・アメリカーナ」の揺らぎ―9・11の衝撃;世界秩序を揺るがす米中対立―「民主主義」対「権威主義」;自ら平和をつくる「ピースメーカー」路線へ)
戦後の日本が奇跡的な復興と発展を遂げた要因の1つとして、アメリカによる安全保障の裏付けがあったことに異論をはさむ人は少ないだろう。時の吉田茂総理は、アメリカと組むことを選択し、アメリカに基地を提供し安全を保障してもらうことで、日本が経済的発展に邁進することができるよう国家戦略を立て、これを実行した。いわゆる「吉田路線」だ。こうして約80年もの間、日本は経済的発展と平和を謳歌してきた。
しかしながら、その安寧の時代が脅かされつつあることは、今や多くの国民が実感しているのではないか。
その大きな原因が「パックス・アメリカーナ」(アメリカによる世界秩序)の揺らぎだ。
9.11以降のアフガニスタン戦争、イラク戦争はアメリカの国力を消耗させる一方、世界経済や軍事力における中国の急進的な台頭は、相対的にアメリカの国力を減じさせてきた。アメリカの大統領みずからが「アメリカ・ファースト」を訴え、世界秩序の安定にコミットすることを避ける時代である。
もはや日本が「アメリカまかせ」で済む時代は終焉を迎えつつあると考えていいだろう。
では、そんな時代に日本の「航海図」とも言うべきビジョンはどうあるべきなのか。
本書は、外交官としてイギリス、中国などの大使館に勤務し、2000年に衆議院議員として初当選してからは、外務副大臣、環境大臣を歴任してきた国際政治学博士でもある著者が、今後の日本の採るべき国家戦略について考察し提案するものだ。
著者は、日本の新戦略とも言える大戦略(グランド・ストラテジー)を、今こそ打ち出し、日本の没落を食い止め、反転攻勢をかける時だと訴える。
経済における反転攻勢としては、イノベーションに加えて、海外からの資本の受け入れの拡大こそが重要であると著者は考える。
著者はまた、パックス・アメリカーナ後の世界を俯瞰し、アジア・太平洋の国々こそが世界の平和と繁栄のカギを握る存在であるとして、「アジア・太平洋協定」を提唱し、その一環として、環日本海連携とも言うべき「北東アジア連携」を将来的ビジョンとして構想する。
著者は言う。「日本が自ら世界秩序をつくる位の気概を持って、アジア・太平洋のネットワーク構築と民主化推進により平和と繁栄をつくっていこうというのが私の国家像です」
本書は、今こそ日本が戦略的発想をもって構想・実行すべき「反転攻勢のための新戦略」を詳述したものだ。